25年冬モデルPCから付属のOfficeが変わります
2025年冬モデルから新たに搭載されたオフィスソフト「Microsoft 365 Personal」は、利用開始から3年目以降有償になるサブスクリプション形式のソフトウェアです。
従来通り、永年無料の「Office Home & Business 2024」を選択・使用することも可能ですが、重要な注意点があり個別の設定も必要です。
詳しくは下記で説明します。
25年冬モデルから、プレインストールされるオフィスソフトが変更されます。2種類のオフィスソフトから、お客様が利用するソフトを選択する方式に変わります。このためオフィスソフトの名前が、2つの製品名を連ねた非常に長いもの「Microsoft 365 Personal(24か月版)/Office Home & Business 2024 オプション付き」になりました。
オフィスソフトは下記2つのうちから、いずれか1つをお選びいただけます。
①Microsoft 365 Personal
②Microsoft Office Home & Business 2024
「Microsoft 365 Personal」は、利用開始24か月後以降は有償になるサブスクリプション形式(※)のソフトです。従来通り、永年で使用無料の「Microsoft Office Home & Business 2024」を選択するためには、個別に手続きが必要となりますのでご注意願います。
※サブスクリプション形式:定額の料金を支払うことで、商品やサービスを一定期間利用する権利を得る形式
最終的に使用するオフィスを選択可能になるのは90日経過後以降からです。Office利用開始から90日間は、「Microsoft 365 Personal 無料試用期間」のため、Microsoft 365 Personalしかお使いいただけません。つまり、利用開始から90日間「Office Home & Business 2024」を使うことはできません。
主な仕様の違い
| 項目 | Microsoft 365 Personal | Office Home & Business 2024 |
|---|---|---|
| ライセンス形態 | サブスクリプション形式 | 買い切り形式(永続ライセンス) |
| ライセンス更新費用 | 利用開始から2年間無料。 3年目から有償(1年あたり 21,300円の自動更新) |
なし(永年無料) |
| インストール台数 | 無制限(同時利用は5台まで) | インストールされたパソコンのみで使用可能 |
| クラウドストレージ | OneDrive 1TB | なし(OneDrive 無料枠のみ) |
| AI機能 | Copilot 対応 | なし |
| ソフトウエア更新 | 常に最新バージョンに自動更新 | セキュリティ更新のみ。新機能追加無し |
| サポート期限 | 現時点では未定 | 2029年10月9日 まで(予定) |
使用するオフィスバージョン選択の流れ

■ Microsoft 365 Personal(24か月以降有償)を選択する場合
初期設定時、もしくは90日以内に支払方法を登録(クレジット、デビットカード、PayPalから選択可能)
支払方法を登録すれば利用開始から最初の2年間は無償で利用可能。24か月後以降は料金引落しが開始されます。(1年間:21,300円。自動更新)
※ Office利用開始から90日以内に支払方法を登録しないと、Office 365 Personalは、それ以降使えなくなります。
■Office Home & Bsuiness 2024(永年無料)を選択する方法
① Windows初期設定の際、「今すぐMicrosoft 365 Personalを始める」のSTEPで「定期請求」を「オフ」に設定する。(支払方法を登録しない)
② 利用開始から90日間、Officeツールバー直下で促される「アクティベート(支払情報登録)」をしないまま利用を継続する。
③ 90日経過後にMicrosoftストアへの専用リンクを利用してライセンス内容を切り替える(Officeアンインストール・再インストールは不要・費用ゼロ円)
※ Office Home & Business 2024は、Office利用開始3か月後にならないと、設定も利用開始もできません。
※ Office利用開始後どのタイミングでも支払情報を登録すると、その時点で「Office Home & Business 2024」は選択できなくなります。ご注意ください。
【要注意期間】
Windows初期設定後オフィスを使わないまま180日経過するとOfficeライセンスそのものが失効します。どちらのバージョンも使用不可になります。Office Home & Business 2024への切替作業期間もWindows初期設定から180日目までです。それ以降は切替ができなくなりライセンスが失効します。
ポイント整理
Microsoft 365 Personal(24か月版)/Office Home & Business 2024オプション付きについてポイントをまとめてみます。
最新版Microsoft 365 Personalを使いたい方(3年目以降有償)
Windows初期設定時、もしくは90日間の無料試用期間中に支払方法の登録が必須です。
Windows初期設定時、もしくは90日間の無料試用期間中に支払登録をしないと、それ以降「Microsoft 365 Personal」を使うことはできません
※91日目~24か月までの「無償期間」は、支払方法を登録し、3年目以降有償利用することを選択したお客様向けの特典です。
Office Home & Business 2024を使いたい方(永年無料。サポート期限は2029年10月9日予定)
Windows初期設定時、もしくは90日間の無料試用期間中に支払方法を絶対に登録しないでください。
※Windows初期設定の際の「今すぐMicrosoft 365 Personalを始める」のSTEPでは、「定期請求」を「オフ」に設定してください。
一度支払方法を登録してしまうと、Office Home & Business 2024の利用権は失効します。(Microsoft 365 Personalしか使えなくなります)
利用開始後、90日経過後からは、Officeを起動すると画面に「Office Home & Business 2024」への切替を促すメッセージが表示されます。メッセージの内容に従い、Officeのライセンスを切り替えてください。
※切替期限は、Windows初期設定から180日目までです。期間内に切替作業を完了しないとライセンスが失効し、どちらのOfficeも使えなくなります。
共通の注意事項
Windows初期設定後、オフィスを使わないまま180日経過するとOfficeライセンスそのものが失効します。どちらのバージョンも使用不可になります。
利用開始から3か月間は、Microsoft 365 Personalしかご利用いただけません。Office Home & Business 2024は4か月目以降、はじめて選択可能になります。



