Canon G6030でカラーだけ印刷されない原因|都城市の修理事例

「印刷ができなくなってしまって……」——都城市野々美谷町にお住まいのお客様が店舗にお持ち込みくださったのは、キヤノン製の大容量インクタンク搭載複合機「Canon G6030」でした。ご自宅で書類や写真の印刷に日常的に使われていたそうですが、ある日から急に思うように印刷ができなくなってしまい、ご自身であれこれ試してみたものの改善しなかったため、店舗までお持ち込みいただきました。
お預かりして実際に確認してみると、「まったく印刷できない」というよりも、もう少し具体的な症状であることが分かってきました。今回は、ノズルチェックによる診断から、クリーニング・インクシステムリフレッシュといった通常のメンテナンス、そして最終的にプリントヘッドの交換に至るまでの流れを、実際の作業写真とあわせてご紹介します。都城市のパソコンサポーターゼットが、プリンターの「一部の色だけ印刷されない」「印刷トラブルが直らない」といった症状の原因の見極め方もあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ご来店時の症状|「印刷ができない」とのことでお持ち込み
お客様は都城市野々美谷町から店舗まで直接プリンターをお持ち込みくださいました。お話をうかがうと、「印刷ができなくなった」とのことでしたが、詳しく状況を伺うと、電源は入り、印刷の指示自体は通るものの、仕上がりに何らかの異常がある、という状態でした。ご自宅でお使いの間にご自身でも気づいていた変化があったとのことで、まずは実際にプリンターを動かして症状を確認するところから作業を始めました。
まずは診断|ノズルチェックで黒しか印刷されていないことが判明
プリンターのトラブルを診断する際、最初に行うのが「ノズルチェックパターン」の印刷です。これは、プリントヘッドの各色のノズル(インクを吐出する微細な穴)が正しく機能しているかどうかを、実際に専用のテストパターンを印刷して目で確認するための基本的な診断方法です。黒(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)それぞれの太い線と、細かい格子状のパターンが印刷され、かすれや欠けがあれば該当する色のノズルに詰まりなどの不具合があると判断できます。
実際にノズルチェックパターンを印刷してみたところ、結果は明確でした。黒(BK)のパターンは問題なく印刷されている一方で、シアン・マゼンタ・イエローのカラー3色のパターンは、いずれも印刷されずに白紙のままだったのです。つまり「印刷ができない」というお話の実際の中身は、「黒は印刷できるが、カラーだけがまったく印刷されない」という、カラー系統のみに絞られた不具合であることが、この時点で判明しました。
クリーニングとインクシステムリフレッシュを試すも改善せず
カラーだけが印刷されない場合、まず疑うのはプリントヘッドのノズルの目詰まりです。これは、インクの乾燥や気泡の混入などによって、ノズル内でインクの通り道がふさがれてしまう現象で、多くの場合は本体のメニューから行える「クリーニング」機能で解消します。クリーニングは、ポンプの力でノズルに強制的にインクを送り込み、詰まりを押し出して解消させる、いわば内部洗浄のような機能です。そこでまずは操作パネルの「メンテナンス」メニューから「クリーニング」を実行しました。
クリーニングを実行したあと、改めてノズルチェックパターンを印刷して確認しましたが、カラー3色は依然として印刷されず、症状に変化はありませんでした。そこで次に試したのが、クリーニングよりもさらに強力な洗浄処理である「インクシステムリフレッシュ」です。これは、通常のクリーニングでは改善しない頑固な目詰まりに対して、より多くのインクを使ってポンプで強く吸引・送液を行う、いわば最終手段に近いメンテナンス機能です。
インクシステムリフレッシュを実行したあとも、あらためてノズルチェックパターンで確認しましたが、結果は変わらず、カラー3色はやはり印刷されないままでした。ソフトウェア的な処理や内部洗浄でできる対応は一通り試したものの改善が見られなかったことから、目詰まりというよりも、プリントヘッドそのものに何らかの物理的な不具合が生じている可能性が高いと判断しました。
原因の見立て|プリントヘッドの不具合、部品の手配へ
Canon G6030のような大容量インクタンク搭載モデルは、一般的な家庭用インクジェットプリンターとは異なり、プリントヘッド(ノズル部分)がインクカートリッジと一体化しておらず、本体側に独立した部品として組み込まれている構造になっています。黒用のプリントヘッド「BH-30」と、シアン・マゼンタ・イエローの3色をまとめて受け持つカラー用プリントヘッド「CH-30」の2つに分かれており、それぞれ個別に交換が可能な設計です。
今回のように、クリーニングとインクシステムリフレッシュという内部洗浄を尽くしてもカラーだけが復旧しない場合、原因はカラー用プリントヘッド「CH-30」内部の微細なノズルの経年劣化や物理的な不具合である可能性が高く、これはインクを送り込む洗浄処理では解決できません。そこでお客様にこの診断結果をご説明し、カラー用プリントヘッド(CH-30)を交換部品として取り寄せることになりました。部品は取り寄せとなるため、ご来店からお手元にお戻しするまで数日間のお時間をいただく旨もあわせてご了承いただきました。
部品到着|プリントヘッド(カラー)が届く
診断当日から3日後、取り寄せていたキヤノン純正のプリントヘッド「CH-30 Color」が入荷しました。パッケージには「キヤノン純正品」の表示と、対応機種としてG1330・G3360・G3370・G3390・G5030・G6030・G7030の型番が記載されており、今回お預かりしているG6030にも適合する部品であることを確認したうえで、交換作業に取りかかりました。
本体カバーとプリントヘッドカバーを開ける
プリントヘッドを交換するには、まず本体上部のカバーを開けてキャリッジ(プリントヘッドやインクの経路が収まっている可動部分)を露出させる必要があります。本体カバーを開けると、内部にはインクを送るチューブやフレキシブルケーブルが複雑に配置されており、精密機器としての構造がよく分かります。
続いて、キャリッジ上部にあるプリントヘッドカバーのロックを解除して開けます。開けると、シアン(C)側とマゼンタ・イエロー側(B、ここでは黒用ではなくもう一方のインク経路を指すラベル表記)にそれぞれ分かれたインク供給部が現れ、その下にプリントヘッド本体が固定されている構造になっています。
古いプリントヘッドと新品を比較し、交換
キャリッジからカラー用のプリントヘッドを取り外し、長年使用してきた古いプリントヘッドと、これから取り付ける新品のプリントヘッド「CH-30」を並べて確認しました。ノズルチェックで症状が出ていたとおり、古いプリントヘッド側には経年による劣化が見受けられ、これが今回のカラー印刷不良の原因であったことをあらためて確認できました。
比較・確認を終えたあと、新品のプリントヘッド「CH-30」を梱包から取り出し、保護テープや保護キャップを外したうえで、キャリッジの正しい位置に取り付けました。プリントヘッドは向きや固定の仕方を誤ると印字品質やインク漏れに影響するため、メーカーの手順に沿って慎重に取り付け、その後プリントヘッドカバー・本体カバーの順に元通り閉じました。
ノズルチェックで全色印刷を確認
プリントヘッドの交換が終わったあと、正常に機能しているかどうかを確認するため、あらためてノズルチェックパターンを印刷しました。結果は一目瞭然で、黒(BK)はもちろん、これまで白紙のままだったシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)の太い線と格子パターンすべてが、かすれや欠けのないきれいな状態で印刷されていることを確認できました。
なお、印刷結果の下部には「Total 8571 Pages/Print 8339 Pages/Blank 232 Pages」という、これまでの累計印刷枚数も表示されていました。8,000枚を超えるご使用実績があったことからも、日常的にしっかりと活用されてきたプリンターであったことがうかがえます。長期間・多くの枚数を印刷してきたプリンターほど、プリントヘッドのノズルにも相応の負荷がかかるため、今回のような経年による不具合が起こりやすくなる傾向があります。
お客様へご連絡、動作確認のうえご返却
プリントヘッドの交換とノズルチェックでの動作確認が完了したあと、お客様にご連絡し、ご来店いただきました。店舗でお客様ご自身にも実際に印刷していただき、黒・カラーいずれも問題なく印刷されることをその場でご確認いただいたうえで、無事にご返却となりました。修理内容をお客様ご自身の目で確かめていただくことで、安心してお持ち帰りいただけたかと思います。
今回のケースから見える教訓
今回のご相談は、「印刷ができない」という漠然としたお話の中身を、ノズルチェックによる診断で「黒は印刷できるがカラーだけ印刷されない」という具体的な症状に絞り込み、クリーニング・インクシステムリフレッシュという内部洗浄を経ても改善しなかったことから、プリントヘッド本体の物理的な不具合と判断し、部品交換によって解決した一例でした。インク切れやノズルの一時的な目詰まりであればメンテナンス機能だけで直ることも多いのですが、それでも改善しない場合は、今回のようにプリントヘッド自体を疑う必要があります。
都城でパソコン・プリンターのサポートをしていると、「一部の色だけ印刷されない」「急に印刷できなくなった」といったご相談を数多くいただきますが、原因がインクの目詰まりなのか、それとも部品そのものの不具合なのかによって、必要な対応や日数は大きく変わってきます。プリンター全般の印刷トラブルについてはプリンターが突然印刷できなくなった…確認すべき5つのポイントでも確認すべきポイントをまとめていますので、あわせてご参照ください。また、当店では別の修理事例として、電源ランプ点滅で起動しない|都城市梅北町の修理事例や、起動が遅い…原因はHDDでした|串間市本城の修理事例、画面が真っ白に…原因は高速化ソフト|都城市丸谷町の修理事例など、原因がそれぞれ異なる修理事例もご紹介しています。プリンターの印刷不良に心当たりのある方は、インク切れやクリーニングだけで判断せず、一度都城市のパソコンサポーターゼットまでご相談ください。
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プリンターの印刷トラブル、一部の色だけ印刷されないとお困りの方へ
都城市にお住まいの方はもちろん、都城市近郊にお住まいの方もお気軽にご相談ください。パソコンサポーターゼットでは、プリンターの印刷不良についても、インクの目詰まりから部品の不具合まで原因を切り分けてご案内しています。料金の目安はサポート料金表をご確認いただけます。まずは症状の内容を、パソコン修理・サポートのページからお気軽にご相談ください。店舗の場所やアクセスについては店舗案内もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 黒は印刷できるのに、カラーだけ印刷されないのはなぜですか?
A. カラーだけ印刷されない場合、多くはカラー用プリントヘッドのノズルの目詰まりが原因です。まずはクリーニングやインクシステムリフレッシュといった内部洗浄機能で改善することが多いですが、それでも改善しない場合は、今回のようにプリントヘッド自体の物理的な不具合が疑われます。
Q. クリーニングやインクシステムリフレッシュを行っても直らない場合、どうすればいいですか?
A. 内部洗浄機能を試しても改善しない場合は、プリントヘッド自体の劣化や不具合が原因であることが多く、洗浄では解決できません。今回のケースのように、プリントヘッドという部品自体を交換することで解決する場合がありますので、一度ご相談ください。
Q. プリントヘッドとインクカートリッジは違うものなのですか?
A. はい、異なります。Canon G6030のような大容量インクタンク搭載モデルは、ノズル部分にあたるプリントヘッドが、インクを蓄えるタンクとは別の独立した部品として本体に組み込まれています。黒用の「BH-30」とカラー用の「CH-30」に分かれており、それぞれ個別に交換が可能です。
Q. プリントヘッドの交換には、どのくらい日数がかかりますか?
A. 部品の在庫状況によって前後しますが、今回のケースでは取り寄せに3日ほどお時間をいただきました。診断の結果、部品交換が必要と判断した場合は、あらかじめ日数の目安をご案内したうえで作業を進めています。
Q. プリンターにも寿命はあるのですか?
A. はい、プリンターにも部品としての寿命があります。今回のプリンターは累計8,500枚以上の印刷実績があり、長期間・多くの枚数を印刷してきたプリンターほど、プリントヘッドのノズルにも相応の負荷がかかるため、経年による不具合が起こりやすくなる傾向があります。
Q. 修理にかかる料金や日数の目安を教えてください。
A. 症状や必要な作業内容によって異なるため、具体的な金額はサポート料金表をご確認ください。診断の結果、必要な作業内容と概算料金をご案内したうえで、ご了承いただいてから作業を進めていますのでご安心ください。
Q. 都城市野々美谷町から、プリンターの持ち込みは可能ですか?
A. はい、店舗へのお持ち込みでご相談いただけます。都城市内はもちろん近郊エリアからもご来店いただいており、店舗の場所やアクセスについては店舗案内のページでご確認いただけます。



















