FMV A75-K3の販売と初期設定|都城市金田町の事例

「今年の3月ごろに通販で買ったパソコンが、7か月ほどで画面が映らなくなってしまった……」——都城市金田町のお客様が、国内メーカーのパソコンへの買い替えを決めて、再び当店へご来店くださいました。実はこのお客様は、3月ごろに通販で購入した中華系メーカーのパソコンの初期設定をご依頼くださった方でもあります。
今回お買い上げいただいたのは、富士通のノートパソコン「FMV Note A A75-K3(型名:FMVA75K3BA)」です。当店への入荷後に行ったWindows 11の初期設定、WindowsUpdateやメール設定などの追加作業、そして最後にご来店いただいて動作を確認していただいたうえで行った「Microsoft 365 Personal(24か月版)/Office Home & Business 2024(オプション付)」のご説明まで、実際の作業写真11枚とあわせてご紹介します。都城市のパソコンサポーターゼットが、「新しいパソコンは届いたらすぐ使えるの?」「パソコンを買うときに付いてくるOfficeはどう選べばいいの?」といった疑問に、今回のケースを通じてお答えします。
ご来店のきっかけ|通販で購入したパソコンが画面不良に
お客様は都城市金田町にお住まいです。今年の3月ごろに通販で中華系のパソコンをご購入になり、その初期設定のご依頼で当店へご来店くださいました。ところが、それから7か月ほどが経ったころ、画面不良によりパソコンが映らなくなってしまったとのことです。そこで今度は日本のメーカーのパソコンに買い替えたいと、あらためてご相談にお越しいただきました。
インターネット通販で購入したパソコンであっても、初期設定やトラブルのご相談は当店でお受けしています。パソコンをどこで購入するかはお客様の自由であり、購入先にかかわらず、設定・修理・使い方のご相談に対応できるのが、地域のパソコン専門店の役割だと考えています。今回のお客様も、最初のご来店がまさにその一例でした。
なお、この記事では前のパソコンの故障原因については触れていません。お客様からうかがったのは「購入から7か月ほどで画面が映らなくなった」という経過であり、パソコンの故障は、どこの国・どのメーカーの製品でも起こり得るものだからです。大切なのは、メーカーや購入先を決めつけることではなく、「次に選ぶパソコンをどう選び、どう使い始めるか」という点だと当店は考えます。
お買い上げのパソコン|富士通 FMV Note A「A75-K3」(FMVA75K3BA)
お客様がお選びになったのは、富士通のFMVシリーズの16.0型ノートパソコン「FMV Note A A75-K3」です。「FMVA75K3BA」という型名の末尾の英字は本体色などの違いを表しており、「BA」のモデルはブライトブラックです(家電量販店の商品情報より)。型名の読み方に興味のある方は、型落ちパソコンの型番の見方・調べ方もあわせてご覧ください。
メーカーが公表している主な仕様は次のとおりです(2026年10月9日時点の富士通・家電量販店の商品情報による)。
- 画面:16.0型ワイド、WUXGA(1920×1200ドット)、タッチパネルなし
- CPU:インテル Core i7-1355U(10コア・12スレッド)
- メモリ:16GB(DDR5-5200)
- ストレージ:約256GB SSD(PCIe Gen4)
- OS:Windows 11 Home(64ビット)
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
- 通信:Wi-Fi 7対応、有線LAN端子あり
- Webカメラ:1080p、カメラ部分にプライバシー用のシャッター付き
- 重さ:約1.9kg
- Office:Microsoft 365 Personal(24か月版)/Office Home & Business 2024 オプション付
専門用語が並ぶので、ポイントをやさしく整理します。まずCPUの「Core i7」は、パソコンの頭脳にあたる部品の中でも性能の高いグレードで、Webやメール、Officeの作業はもちろん、写真の整理や動画の簡単な編集まで余裕をもってこなせるクラスです。メモリ16GBは、複数のアプリやブラウザーのタブを同時に開いてもたつきにくい容量の目安とされています。16型の大きな画面とテンキー付きのキーボードは、見やすさや数字入力のしやすさを重視する方に向いており、写真2のとおり、キーボードの右側に数字キーが並んでいます。
一方で、ストレージの約256GBというのは、写真や動画をたくさん保存する方にとっては余裕が大きい容量とは言えません。データが増えてきたら、外付けのHDD・SSDやクラウドストレージを併用するのがおすすめです。整理のコツは写真や動画でパソコンの容量がいっぱいに…今日からできる整理術で、OneDriveの使い方はOneDriveの同期設定を使いこなす。同期するフォルダを選ぶ方法で紹介しています。
写真1は、入荷した新品のFMVを箱から出して、本体・ACアダプター・保証書や取扱説明書などの付属品を並べたところです。ACアダプターはUSB Type-Cのコネクターで、本体に「65W」と表記されています。新品であっても、最初に本体の外観と付属品がそろっているかを確認しておくと、あとで「入っていなかったかも」と迷わずに済みます。
写真2は、本体を開いたところです。画面の上部中央にあるのがWebカメラで、スライド式のシャッター付きなので、使わないときはレンズをふさいでおけます。パームレスト付近のシールには、搭載CPUの「Core i7」とグラフィックス機能の「Iris Xe」と書かれています。
入荷後の作業①|Windows 11の初期設定
パソコンは、買ってきて電源を入れればすぐに使える、というものではありません。Windowsの初期設定(セットアップ)という最初の手続きがあり、国や言語、ネットワーク、ライセンスの確認、そして最新の更新プログラムの入手と、いくつもの画面を順番に進めていきます。ここでは当店で行った初期設定の様子を、実際の画面写真で順に見ていきましょう。初期設定でやっておきたいことの全体像はパソコンの初期設定は自分でできる?必ずやるべき8つの設定と失敗しやすいポイントにもまとめています。
最初に表示される「パソコンを使い始めるための大切なお願い」
新品のFMVの電源を初めて入れると、写真3のような富士通独自の注意画面が表示されます。ここには、セットアップを進めるうえでとても大切なことが書かれています。
- セットアップを進めるには、インターネットへの接続が必要(無線LANや有線LANで接続できる場所で行う)
- セットアップが完了するまで、絶対に電源を切らない。ACアダプターや電源ケーブルも抜かない
- セットアップが完了するまで、周辺機器(プリンターやUSB機器など)を接続しない
- トラブルが起きたときは、あわてずに取扱説明書の「困ったときは」を見る
- 時間に余裕を持って作業する
キーボードのいずれかのキーを押すと、「Y」で「このままセットアップを続ける」、「N」で「セットアップを中止して後でセットアップする」を選べます(「N」を押すと自動的に電源が切れます)。この画面はセットアップが終わると表示されなくなります。ご自宅で初めて設定される方は、「途中で電源が切れてしまった」「ACアダプターが抜けてしまった」というトラブルが起きやすい場面ですので、落ち着いて作業できる時間帯に行うのがおすすめです。
国または地域、キーボードレイアウトの選択
次に表示されるのが、写真4の「国または地域はこれでよろしいですか?」という画面です。「日本」が選ばれていることを確認して「はい」へ進みます。ここで選んだ地域は、言語や日付・時刻の表示、各種サービスの設定などに関わります。
続く写真5は、キーボードレイアウトまたは入力方式の確認です。日本語のパソコンでは「Microsoft IME」が表示され、これが日本語入力のしくみになります。ローマ字入力・かな入力の切り替えなど、日本語入力の基本はローマ字入力とかな入力、日本語入力(IME)の基本操作で解説しています。
写真6は「2つ目のキーボードレイアウトを追加しますか?」という画面です。日本語以外の言語(英語配列など)を追加で使う方のための項目なので、通常は「スキップ」で先へ進みます。あとから設定アプリで追加することもできます。
ネットワーク(インターネット)への接続
写真7の「ネットワークに接続しましょう」は、初期設定の中でも特に重要な画面です。画面にも「デバイスの設定を続けるには、インターネットに接続する必要があります。接続すると、最新の機能とセキュリティ更新プログラムを利用できます」と表示されているとおり、このあとのライセンス確認や更新プログラムの入手、Microsoftアカウントの設定にはインターネット接続が欠かせません。有線LAN(イーサネット)または無線LAN(Wi-Fi)のどちらかで接続します。Wi-Fiの接続の基本は初めてのWi-Fi接続、パソコンのつなぎ方をご覧ください。
ライセンス契約の確認
写真8は「ライセンス契約をご確認ください。」の画面です。上段にはマイクロソフトのソフトウェアライセンス条項(Windowsオペレーティング システム)、続けて富士通クライアントコンピューティング株式会社のソフトウェア使用許諾契約やFMVアドバイザーの利用規約が表示されています。内容に同意して「同意」を押すことで、Windowsや付属ソフトを使える状態になります。長い文章ですが、Windowsを使うための大切な契約の確認ですので、お客様ご自身のパソコンの設定を行う際は、内容を読んだうえで進めてください。
最新の機能とセキュリティ更新プログラムの入手
写真9は、「最新の機能とセキュリティ更新プログラムを入手」の画面で、「手順 1/3:更新を開始しています – 6%」と表示されています。「これにはしばらく時間がかかる場合があります。PCが再起動しますので、その後で設定を続行します」という案内のとおり、更新プログラムの入手とインストールには時間がかかり、途中で自動的に再起動も行われます。新品のパソコンでも、出荷された時点から時間が経っているため、最新の更新プログラムが適用されていないことが普通です。ここで焦って電源を切ったり、「後で更新」を選んでしまったりせず、しっかり待つのがコツです。
このあとは、アカウントの設定や、各種の確認画面が続き、すべての設定が終わるとデスクトップ画面が表示されます。アカウントの設定などお客様の情報を扱う画面は、この記事では掲載していません。
初期設定が完了、はじめてのデスクトップ
写真10が、Windows 11の初期設定が終わって最初に表示されたデスクトップです。壁紙には風景写真が表示され、デスクトップに置かれているのは「ごみ箱」と「Microsoft Edge」のアイコンだけです。右上のアイコンは、壁紙の写真の詳細を見るためのものです。ここまでで、パソコンが「起動して使い始められる」状態にはなりましたが、実際にお客様が使いやすい状態にするには、まだ設定すべきことがたくさん残っています。
入荷後の作業②|初期設定のあとに行った作業
Windowsの初期設定は、いわばパソコンを「使い始められる状態」にするまでの作業です。そのあとに、お客様が毎日使う環境へ整えていく作業があります。今回、当店で行った作業は次のとおりです。
- WindowsUpdateの適用
- Microsoft Storeアプリの更新
- Microsoft Edgeのホーム画面設定
- デスクトップによく使用するアイコンの設置
- FMVユーザー登録
- マカフィー リブセーフのアカウント作成
- Outlook 2024(クラシック版)のインストールとplalaメールの設定
それぞれの作業が「なぜ必要なのか」を、順番に説明します。
WindowsUpdateの適用
WindowsUpdateは、Windowsの不具合の修正やセキュリティの穴をふさぐ更新プログラムを適用する作業です。初期設定の途中でも更新プログラムの入手は行われますが、それで終わりとは限らず、設定が済んでから追加の更新が見つかることもあります。更新がないか確認し、あれば適用し、再起動を繰り返して「更新はありません」と表示されるまで確認します。更新が途中で止まってしまう場合の対処法はWindows Updateが終わらない・止まる、そんな時の対処法にまとめています。
Microsoft Storeアプリの更新
Windows 11には、メモ帳、フォト、電卓など、Microsoft Storeから更新されるアプリが多く入っています。これらもWindowsUpdateとは別に更新する必要があり、Microsoft Storeの「ライブラリ」から更新を確認して適用します。更新しておくことで、アプリの不具合の修正や最新機能が使えるようになります。アプリの入れ方・消し方の基本はアプリのインストールとアンインストール、初めての基本で紹介しています。
Microsoft Edgeのホーム画面設定
Microsoft Edgeは、Windows 11に標準で入っているWebブラウザーです。起動したときに最初に表示されるページ(ホーム画面)は、初期状態ではニュースなどが並ぶページになっています。そこで、お客様のご希望に合わせて、パソコンを使い始めたときによく見るページが開くように設定します。毎日見るニュースサイトや、よく使うサービスのページを最初に開けるようにしておくと、使い始めの「どこをクリックすればいいの?」という戸惑いが減ります。
デスクトップによく使用するアイコンの設置
デスクトップに、お客様がよく使うアプリやフォルダーのアイコン(ショートカット)を置いておく作業です。写真10のとおり、初期状態ではデスクトップにほとんどアイコンがなく、スタートメニューを開いてアプリを探す必要があります。パソコンに慣れていない方ほど、よく使うものが目に見える場所に並んでいると、迷わずに使い始められます。完成後のデスクトップは、このあとの写真11でご覧いただけます。
FMVユーザー登録
FMVユーザー登録は、お買い上げいただいたFMVを、メーカーである富士通のサービスに登録する手続きです。メーカーのサポートやサービスを利用するときに、登録情報をもとに製品を確認できるようになります。登録することで、あとから修理やお問い合わせをするときにも、お手持ちのパソコンの情報をメーカーに伝えやすくなります。
マカフィー リブセーフのアカウント作成
FMV Note Aには、セキュリティソフトの「マカフィー リブセーフ」(3年版)があらかじめ入っています。メーカーの案内では、初めてパソコンを使った日から3年間、無料でサポートと利用ができるとされています。ただし、ソフトが入っているだけで安心というわけではなく、お客様のアカウントを作成しておくことで、あとから更新やライセンスの確認がしやすくなります。そのため、今回はマカフィーのアカウント作成を当店で行いました。有料のセキュリティソフトと無料のものの違いについては、無料のウイルス対策だけで本当に大丈夫?有料セキュリティソフトとの違いをご覧ください。
Outlook 2024(クラシック版)のインストールとplalaメールの設定
お客様が使っているplalaのメールを、パソコンのメールソフトで送受信できるようにするため、Outlook 2024(クラシック版)をインストールしてメールの設定を行いました。Windows 11には「新しいOutlook」というアプリもあり、従来からあるデスクトップ版のOutlookは、画面上で「Outlook (classic)」と表示されます。メールソフトとWebメールの違いについてはメールソフトとWebメールの違い、初めての基本で解説しています。メールのアドレスやパスワードはお客様の大切な情報ですので、設定内容はこの記事には掲載していません。
すべての作業が終わったデスクトップ
写真11が、すべての作業を終えたあとのデスクトップです。左側に、ドキュメント、PC、ごみ箱、Microsoft Edge、Adobe Acrobat、Word、Excel、PowerPoint、Outlook (classic) のアイコンが縦に並んでいます。初期設定直後の写真10と比べると、お客様がすぐに使い始められる状態に整っているのがお分かりいただけると思います。写真の左上には、Office Home & Business 2024に関するPDFのアイコンも写っています。
ご来店での最終確認|問題がないかをお客様に確認していただく
作業がすべて終わったあと、あらためてお客様にご来店いただきました。ご自身のパソコンとして、設定した内容に問題がないか、普段の使い方で困ることがないかを確認していただくためです。パソコンの初期設定は、作業する側が「できた」と思っても、実際に使うお客様の目で確認していただくことで、はじめて完成します。気になる点があれば、その場でお伝えいただき調整できるのも、お店で受け取っていただくメリットのひとつです。
その確認のあとに、このパソコンに付いてくるOffice「Microsoft 365 Personal(24か月版)/Office Home & Business 2024(オプション付)」について、お客様にご説明しました。次の章では、そのご説明の内容をあらためて、できるだけ詳しくまとめます。
Microsoft 365 Personal(24か月版)/Office Home & Business 2024(オプション付)を詳しく解説
FMVのパソコンには、WordやExcelなどのOfficeが、2種類のうちどちらかを使える形で付いているモデルがあります。今回のFMV Note A A75-K3も、その1つです。ただ、この「Microsoft 365 Personal(24か月版)/Office Home & Business 2024 オプション付」という表記は、初めて見る方には、何がどう違うのか非常に分かりにくいものです。ここでは、富士通とマイクロソフトが公表している情報(2026年10月9日時点)をもとに、仕組みと違い、選ぶときの注意点を整理します。なお、料金は時期や販売店で変わるため、この記事には記載していません。
そもそも「オプション付」とは?
「オプション付」とは、FMVパソコンの購入時に、次の2つのOfficeのうちどちらか1つを使える権利がセットになった方式のことです。
- Microsoft 365 Personal(24か月版):サブスクリプション(継続利用)形式のOffice
- Office Home & Business 2024:買い切り(永続版)形式のOffice
ここで分かりにくいのが、「いつ、どちらにするかを決めるのか」という点です。Windows 11の初期設定(セットアップ)の時点では、Officeの種類を選ぶ画面は出てきません。初期設定が終わった状態では、まずMicrosoft 365 Personalの3か月間の体験期間として始まります。そして、どちらを使い続けるかは、その体験期間のあいだ、または終わったあとに決めることになります。つまり「初期設定のときに選ぶ」のではなく、「初期設定のあとに決める」仕組みです。今回のお客様にも、パソコンをお渡しする際に、この流れをご説明しました。
Microsoft 365 Personalとは?(サブスクリプション形式)
Microsoft 365 Personalは、月額または年額の料金を払って使い続ける「サブスクリプション」形式のOfficeです。マイクロソフトの案内では、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteなどのアプリが利用でき、機能の更新、セキュリティ更新、不具合の修正をすべて受け取れるとされています。つまり、契約している間は、常に最新の機能が使える状態に自動で更新されます。
- 利用できるのは1人:契約者本人1人のためのプランです。インストールできるデバイスの台数は多く、同時にサインインできるのは5台までとされています。
- OneDriveが1TB付き:マイクロソフトのクラウドストレージ「OneDrive」を1TB使えます。写真やファイルのバックアップ先として便利です。
- AI機能(Copilot):Microsoft 365のアプリで使えるAI機能が含まれるプランとして案内されています(内容は時期により変わることがあります)。
- パソコン以外でも使える:Windows、Macのほか、スマートフォンやタブレットでも使えます。
Office Home & Business 2024とは?(買い切り形式)
Office Home & Business 2024は、一度購入すれば、追加の料金なしで使い続けられる「買い切り(永続版)」のOfficeです。マイクロソフトの案内では、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteが含まれます。受け取れる更新はセキュリティ更新と不具合の修正のみで、新機能の追加や次のバージョンへの移行は含まれません。サポートの終了日は2029年10月9日とされています。インストールできるのは、PCまたはMacに合計2台までです。
FMVの案内では、商用利用の権利も含まれるとされており、お仕事で使うことも可能です。ただし、Office Home & Business 2024を選んだ場合、Microsoft 365版に含まれていたAccessとPublisherは使えなくなる点にご注意ください。
2つの違いを一覧で比べる
| 比べるポイント | Microsoft 365 Personal | Office Home & Business 2024 |
|---|---|---|
| 形式 | サブスクリプション(継続利用) | 買い切り(永続版) |
| 主なアプリ | Word・Excel・PowerPoint・Outlook・OneNoteなど(FMVの案内ではAccess・Publisherも) | Word・Excel・PowerPoint・Outlook・OneNote |
| 更新の内容 | 新機能・セキュリティ更新・不具合修正のすべて | セキュリティ更新と不具合修正のみ(新機能なし) |
| サポート期間 | 契約している間は継続 | 2029年10月9日まで |
| 台数・利用者 | 利用者は1人。台数は多く入れられ、同時サインインは5台まで | PCまたはMacに合計2台まで |
| クラウドの特典 | OneDrive 1TB付き | 付属しない |
| 料金の考え方 | 使っている間、継続して支払う | 購入時のみ(追加の支払いなし) |
※上の表は、FMVの案内とマイクロソフトのサポートページの記載をもとにまとめたものです。内容は今後変更される場合がありますので、ご購入の際は最新の案内をご確認ください。
「24か月版」の意味と、体験期間からの流れ
「Microsoft 365 Personal(24か月版)」の「24か月」は、FMVパソコンを購入した方向けに、最初の約2年間の利用がセットになっていることを表しています。富士通の案内によると、流れは次のとおりです。
- Windowsの初期設定のあと、まずMicrosoft 365 Personalの3か月間の体験期間から始まります。
- 【Microsoft 365を使い続ける場合】体験期間中に支払い情報を登録すると、追加の21か月間が有効になり、合計24か月(約2年)使えます。最初の2年間は追加の料金がかかりません。
- 【買い切り版(Office Home & Business 2024)にする場合】支払い情報は登録せず、体験期間が終わったあと、90日以内に切り替えの操作を行います。
- Microsoft 365を24か月使ったあとは、3年目から12か月プランに自動更新されます。続けたくない場合は、マイクロソフトのアカウントからキャンセルの手続きが必要です。
つまり、Microsoft 365を使い続ける場合は「最初の2年は追加の料金なしで使える」ものの、「3年目以降は自動的に有料の更新が始まる」点を、あらかじめ理解しておくことが大切です。更新を続けるかどうかは、お客様ご自身で判断することになります。
買い切り版に切り替える方法と、迷うポイント
Office Home & Business 2024に切り替えるのは、Microsoft 365の体験期間が終わってからです。体験期間の途中では切り替えられません。富士通の案内では、おおむね次の手順です。
- 体験期間が終わったあと、WordまたはExcelの画面上部に出る案内から切り替えの手続きに進みます(案内が出ない場合は、Microsoftアカウントのサブスクリプションのページから進みます)。
- 製品ページで対象のMicrosoftアカウントであること、そして「無料」と表示されていることを確かめて「入手する」を選びます。
- 注文を確定すると、プロダクトキーが発行されます。そのキーで製品を有効化し、サインインします。
- WordやExcelの「アカウント」の「製品情報」に「Microsoft Office Home and Business 2024」と表示されれば完了です。
ここで、「体験期間のあとに買い切り版へ切り替えられるのなら、わざわざ有料のサブスクリプションを続ける人がいるの?」と疑問に思われる方もいると思います。ただ、先ほどの流れのとおり、最初の約2年間はMicrosoft 365も追加の料金なしで使えます。そのため、「3年目に有料の更新を続けるか」は、24か月の使い心地を確かめてから決められます。また、Microsoft 365にはOneDriveの1TBや、新機能・AI機能の提供といった特典があり、これらを活用したい方にとっては、買い切り版よりも都合がよい場合があります。反対に、WordやExcelの今ある機能だけで十分な方は、買い切り版に切り替えるほうが、毎年の契約を気にせず使えます。どちらが得かは、パソコンの使い方によって変わります。
一方、注意したいのは、何も知らないまま、画面の案内に従って支払い情報を登録してしまうと、買い切り版へは切り替えられなくなる点です。富士通の案内でも、Windows 11のセットアップ時に支払い情報を登録するとOffice Home & Business 2024は選択できなくなるため注意が必要、とされています。どちらにするかを決める前に、支払い情報は登録しないことが大切です。
見落としやすい注意点
- 初回のライセンス認証は180日以内:Windows 11のセットアップ完了から180日以内に、WordやExcelなどを初めて起動してライセンス認証を行う必要があります。期限を過ぎると、どちらのOfficeも使えなくなります。
- 支払い情報を登録すると、買い切り版には切り替えられない:Microsoft 365の体験期間中、あるいはWindowsのセットアップ時に支払い情報を登録すると、Office Home & Business 2024への切り替えはできなくなります。買い切り版を使いたい方、まだ迷っている方は、支払い情報を登録しません。
- 買い切り版へ切り替えるには、期限があります:Office Home & Business 2024を使う場合は、体験期間が終わったあと、90日以内に切り替えの操作を行う必要があります。期限を過ぎると、Office Home & Business 2024は使えなくなります。
- 買い切り版に切り替えるとAccess・Publisherは使えない:Microsoft 365版には含まれていたこれらのアプリは、買い切り版では使えなくなります。
- Microsoftアカウントとインターネット接続が必要:初めて使うときや再インストールのときは、インターネットへの接続とMicrosoftアカウントへのサインインが必要です。
- 体験期間やサブスクリプションが終わるとOneDriveの容量が減る:Microsoft 365の特典の1TBは、体験期間が終わって買い切り版へ切り替えた場合や、契約が終わった場合には使えなくなり、無料の標準容量に戻るとされています。1TB分のデータを保存していると、警告が表示されたり、保存・同期やメールの送受信に支障が出たりする場合があります。契約を終了する前に、保存してあるデータをパソコンや外付けHDDへ移しておくことが大切です。
「Officeが急に使えなくなった」「ライセンス認証してくださいと表示された」という場合は、Windows Updateなどが原因になることもあります。Officeが消えた…ライセンス認証が外れる不具合の原因と対処法や、Windows本体の認証を扱った「ライセンス認証が必要です」と表示された時の原因と対処法もあわせてご覧ください。
どんな人にどちらが向いている?選び方の目安
どちらが正解ということはなく、お客様のパソコンの使い方によって向き不向きがあります。当店では、次のような目安でお伝えしています。
- Microsoft 365 Personalが向いている方:スマートフォンやタブレットなど、複数の機器でOfficeを使いたい方。OneDriveを使って写真やファイルをクラウドに保存したい方。常に最新の機能やAI機能を使いたい方。
- Office Home & Business 2024が向いている方:1台のパソコンで、Word・Excel・Outlookなど今ある機能を長く使えれば十分な方。毎年の更新や契約の管理が負担に感じる方。サブスクリプションの自動更新を避けたい方。
決めるときは、「3年目以降も使い続けるか」「スマートフォンでも使いたいか」「OneDriveの1TBを活用するか」の3つを考えてみてください。また、Microsoft 365とOffice 2024はどちらもWordやExcelの基本的な操作は同じです。使い方に大きな差はないため、あとで困らないように、料金の仕組みと更新のルールを理解して選ぶことが大切です。
今回の事例から|買い替え時に確認しておきたい3つのポイント
今回のお客様のように、パソコンが故障して買い替えを検討するときには、次の3つの点を確認しておくと、新しいパソコンを安心して使い始められます。
① 初期設定を誰が、どこまでやってくれるか
パソコンは、買ってきたら終わりではなく、初期設定からが本番です。WindowsUpdateやメールの設定、セキュリティソフトの準備まで、どこまで済んでいるかで、使い始めのスムーズさが大きく変わります。今回のFMVも、初期設定から、メール設定、ソフトのアカウント作成まで当店で行い、お客様はご来店のうえ確認するだけで使い始められる状態にしました。新しいパソコンへ以前のデータを移したい場合は新しいパソコンへのデータ移行、自分でもできる?引っ越しソフトの使い方も参考になります。
② 故障したときに、相談できる先がはっきりしているか
パソコンは、どのメーカーのものでも、いつか故障する可能性があります。大切なのは、メーカーの国籍ではなく、故障したときに「どこに連絡すればいいか」「修理やデータの取り出しをどう頼むか」が、あらかじめ分かっていることです。お買い上げいただいたパソコンについては、当店でも設定やトラブルのご相談をお受けしていますので、気軽にお声がけください。
③ Officeやセキュリティソフトの内容と期限を把握しているか
今回のFMVのように、パソコンには、Officeやセキュリティソフトが付いていることがあります。ただし、「3年間無料」「24か月版」など、期間に限りがある場合がほとんどです。何がいつまで使えて、そのあとにどうなるのかを、購入時に知っておくと、あとで慌てずに済みます。
都城でパソコンの買い替えを考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。都城市山田町の店舗では、ご予算や使い方をうかがったうえで、新品のFMVをはじめ、お客様に合ったパソコンをご提案し、購入から初期設定、その後のサポートまで一貫してお受けしています。パソコン選びの考え方はパソコン選びに迷ったら?のページにもまとめています。
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新しいパソコンの購入・初期設定のご相談はお気軽にどうぞ
都城市にお住まいの方はもちろん、都城市近郊にお住まいの方もお気軽にご相談ください。パソコンサポーターゼットでは、新品パソコンのご提案から、Windowsの初期設定、メールやセキュリティソフトの設定、Officeのご説明まで、購入後のサポートも含めてお受けしています。料金の目安はサポート料金表をご確認いただけます。パソコン選びのご相談はパソコン選びに迷ったら?、設定やトラブルのご相談はパソコン修理・サポートのページから、店舗の場所やアクセスは店舗案内でご確認ください。
よくある質問
Q. 通販で買ったパソコンでも、初期設定だけをお願いできますか?
A. はい、ご相談いただけます。今回のお客様も、今年の3月ごろに通販で購入したパソコンの初期設定のご依頼でご来店くださいました。パソコンの機種や状態によって対応できる内容が変わる場合がありますので、まずは機種名をお伝えのうえ、ご相談ください。具体的な金額はサポート料金表をご確認ください。
Q. 新品のパソコンの初期設定には、どれくらい時間がかかりますか?
A. 機種やインターネットの回線の状況、更新プログラムの量によって大きく変わります。特にWindowsの更新プログラムの入手と適用には時間がかかることがあり、途中で自動的に再起動も行われます。余裕を持った日程でご依頼いただくのがおすすめです。お預かり期間の目安は、ご相談の際にお伝えします。
Q. パソコンの初期設定のときに、Officeの種類を選ぶ画面は出ますか?
A. Windows 11の初期設定の時点では、Officeの種類を選ぶ画面は出ません。初期設定のあとは、まずMicrosoft 365 Personalの3か月間の体験期間として始まります。そのうえで、Microsoft 365を続ける場合は体験期間中に支払い情報を登録し、買い切り版のOffice Home & Business 2024にする場合は、支払い情報は登録せずに体験期間が終わったあと90日以内に切り替えます。どちらにするかを決める前に、支払い情報を登録しないようご注意ください。
Q. Microsoft 365 Personal(24か月版)とOffice Home & Business 2024は、どちらにすればいいですか?
A. お使いの機器の数やお使いの期間によって変わります。スマートフォンやタブレットでも使いたい方、OneDriveの1TBやAI機能を活用したい方はMicrosoft 365 Personal、1台のパソコンでWordやExcelを長く使えれば十分な方は、買い切り型のOffice Home & Business 2024が向いています。お客様の使い方をうかがったうえでご説明しますので、お気軽にご相談ください。
Q. Microsoft 365 Personalの支払い情報を登録したあとで、買い切り版に切り替えられますか?
A. 富士通の案内では、支払い情報を登録すると、Office Home & Business 2024への切り替えはできなくなるとされています。買い切り版を使いたい場合は、支払い情報を登録せずに、体験期間が終わったあと、90日以内に切り替えの操作を行う必要があります。迷っているときは、操作する前にご相談ください。
Q. Microsoft 365 Personalは、24か月が過ぎたらどうなりますか?
A. 富士通の案内では、24か月を過ぎると12か月プランに自動更新されるとされています。継続しない場合は、マイクロソフトのアカウントからキャンセルの手続きが必要です。契約が終わると、OneDriveの1TBも使えなくなりますので、保存してあるデータは事前に別の場所へ移しておきましょう。
Q. Officeのライセンス認証は、いつまでに行えばいいですか?
A. 富士通の案内では、Windows 11のセットアップ完了から180日以内に、WordやExcelなどを初めて起動してライセンス認証を行う必要があるとされています。期限を過ぎると、どちらのOfficeも使えなくなりますので、早めに認証を済ませておくと安心です。
Q. 「Outlook(クラシック版)」とは何ですか?
A. 従来からあるデスクトップ版のOutlookのことで、画面上では「Outlook (classic)」と表示されます。Windows 11には「新しいOutlook」というアプリもあり、画面や機能が異なります。今回のお客様には、Outlook 2024(クラシック版)をインストールして、plalaのメールを設定しました。メールの設定には、お客様のアドレスとパスワードが必要です。
Q. マカフィー リブセーフは、3年が過ぎたらどうなりますか?
A. メーカーの案内では、FMV Note Aに入っているマカフィー リブセーフ(3年版)は、初めてパソコンを使った日から3年間、無料でサポートと利用ができるとされています。3年が過ぎたあとは、更新の手続きを行うか、別のセキュリティソフトに切り替えるかを検討する必要があります。詳しくは無料のウイルス対策だけで本当に大丈夫?有料セキュリティソフトとの違いをご覧ください。
Q. 都城市金田町からでも、お店に行って相談できますか?
A. はい、都城市山田町の店舗へのご来店でご相談いただけます。都城市金田町をはじめ、都城市内や近郊エリアからもご来店いただいています。店舗の場所やアクセスについては店舗案内をご覧ください。



















