Windows 11 26H2アップデートで音が出ない・更新が終わらない時の対処法まとめ

2026年9月、Windows 11の大型アップデート「バージョン26H2(Windows 11 2026 Update)」の配信が始まりました。すでにお使いのパソコンに通知が届いた方、あるいはすでに更新を済ませた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、このバージョン26H2では、USBオーディオ機器で音が出なくなる不具合や、更新作業自体が終わらない・進まないといったトラブルが複数報告されており、当店にも「アップデートしたら音が出なくなった」「更新中のまま一向に進まない」といったお問い合わせが届き始めています。この記事では、現時点で確認されている主な不具合の内容と、すでに配信されている修正パッチの情報、そしてご自身でできる対処法について、都城市のパソコンサポーターゼットが分かりやすくご紹介します。
「Windows 11 バージョン26H2」とは?配信開始の経緯
バージョン26H2は、Windows 11にとって年に一度の大型機能更新にあたるもので、2026年9月から段階的に配信が始まりました。大型更新は、セキュリティの強化や新機能の追加が主な目的ですが、これまでのバージョンアップでも配信初期には予期しない不具合が発生することが少なくありませんでした。今回のバージョン26H2についても、配信開始から間もなく複数の不具合が報告され、Microsoftが緊急の修正パッチを公開する事態となっています。すべてのパソコンで不具合が起きるわけではありませんが、特定の条件に当てはまる環境では影響が出やすいことが分かっていますので、まずはどのような症状が報告されているのかを確認しておきましょう。なお、バージョン26H2は自動的に一斉配信されるわけではなく、Microsoftが段階的に対象パソコンを広げていく方式が取られています。そのため、お使いのパソコンにまだ更新の通知が届いていない場合は、配信対象にまだ含まれていないだけという可能性もありますので、慌てて手動で適用を急ぐ必要はありません。
確認されているトラブル①USBオーディオ機器で音が出ない・「コード10」エラー
もっとも多く報告されているのが、USB接続のオーディオ機器(USBスピーカー、USBマイク、USB接続のヘッドセットなど)で音が出なくなる不具合です。デバイスマネージャーを確認すると、該当の機器に「このデバイスを開始できません。(コード10)」というエラーが表示されるケースが多く見られます。この不具合は、比較的古い方式の規格(USB Audio Class 1.0)に対応したレガシーなオーディオドライバーを使用している機器で発生しやすいとされており、新しい規格(USB Audio Class 2.0)に対応した機器や、Bluetooth接続のイヤホン・スピーカーは対象外とされています。パソコン内蔵のスピーカーやイヤホンジャック(アナログ接続)を使っている場合も、基本的にこの不具合の影響は受けません。ご自身の機器が対象かどうか分からない場合は、デバイスマネージャーの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の項目を開き、該当の機器名の横に黄色い「!」マークが表示されていないかを確認してみてください。このマークが表示されている場合は、何らかのドライバー関連のエラーが起きているサインです。また、USBマイクを使ったオンライン会議や配信を日常的に行っている方は、会議の直前に慌てないよう、事前に一度動作確認をしておくと安心です。
確認されているトラブル②更新が終わらない・進まない
もうひとつ報告が多いのが、更新作業自体が「更新中です」の画面のまま長時間進まない、あるいは何度再起動しても更新が完了しないというトラブルです。大型更新は通常の月例更新に比べてデータ量が多く、環境によっては通常より時間がかかること自体は珍しくありませんが、1時間以上まったく進捗が見られない場合や、同じエラーで更新が繰り返し失敗する場合は、何らかの不具合が影響している可能性があります。なお、法人のお客様でドメインに接続されたパソコンや、仮想デスクトップ環境(リモートデスクトップで使用するパソコン)をお使いの場合は、認証関連の不具合が報告されているケースもありますので、複数台を一括管理されている方は特に注意が必要です。
すでに緊急パッチが配信されています
これらの不具合を受けて、Microsoftは2026年9月中旬に、通常の更新スケジュールとは別の「定例外」の緊急パッチ(更新プログラム)を配信しました。USBオーディオ機器が音を出せなくなる不具合については、このパッチによって多くのケースで改善することが確認されています。このパッチは、重大なセキュリティの脆弱性への対応もあわせて含んでいるため、まだ適用されていない場合は早めに適用されることをおすすめします。パッチの適用自体は、通常のWindows Updateの操作で自動的に行われますので、特別な作業は必要ありません。「設定」から「Windows Update」を開き、更新プログラムの確認を行っていただくだけで反映されます。
アップデート後の不具合でお困りの方はご相談ください
「音が出なくなった」「更新が終わらない」など、ご自身での対処が難しい場合は、無理に操作を進めず当店までお気軽にご相談ください。実際の画面を拝見しながら、状況に応じた対処法をご案内いたします。
音が出ない・エラーが出たときの対処法
USBオーディオ機器で音が出なくなった場合は、まず「設定」の「Windows Update」から、先ほどご紹介した緊急パッチを含む最新の更新プログラムがすべて適用されているかをご確認ください。パッチ適用後に機器を一度抜き差ししたり、パソコンを再起動したりすることで改善する場合があります。それでも改善しない場合は、デバイスマネージャーを開き、該当の機器を右クリックして「デバイスのアンインストール」を行ったうえで、パソコンを再起動してみてください。再起動時にWindowsが自動的にドライバーを再インストールし、認識し直されることがあります。また、お使いの機器のメーカーが公式サイトで最新のドライバーを公開している場合は、そちらを適用することで解決するケースもあります。ご自身での判断が難しい場合は、無理に設定を変更せず当店にご相談ください。
更新が終わらない・進まないときの対処法
更新作業が進まない場合、もっとも大切なのは、途中で無理にパソコンの電源を切らないことです。更新中に強制的に電源を切ってしまうと、システムファイルが破損し、パソコンが正常に起動しなくなるおそれがあります。更新が進んでいるように見えなくても、内部では処理が続いている場合がありますので、最低でも1〜2時間は電源を入れたまま静かに待っていただくことをおすすめします。それでも状況が変わらない場合は、Windowsに標準で用意されている「更新とセキュリティのトラブルシューティングツール」を使うことで、自動的に問題を検出・修正できる場合があります。これは「設定」の「トラブルシューティング」から実行できます。また、ストレージの空き容量が不足していると大型更新が正常に完了しないことがありますので、空き容量にも余裕を持たせておくと安心です。目安として、大型更新には数GB〜十数GB程度の空き容量が必要になることが多く、空き容量が極端に少ない状態で更新を始めてしまうと、途中で止まってしまう原因になります。日頃から不要なファイルを整理し、ある程度の空き容量を確保しておく習慣をつけておくと、今後の大型更新でも慌てずに済みます。更新後にパソコンが起動しなくなってしまった場合の対処法については、【2026年8月】Windows Update後にパソコンが起動しない…その原因と対処法もあわせてご覧ください。
今すぐアップデートすべき?様子を見るべき?判断のポイント
バージョン26H2は、いずれは多くのパソコンに自動的に配信される大型更新ですが、「今すぐ適用すべきか、もう少し様子を見るべきか」と迷われる方も多いかと思います。現在お使いの環境で特に不具合なく快適にパソコンを使えている場合は、急いで手動でアップデートする必要は必ずしもありません。Windows Updateの設定で更新を一時的に保留にすることもできますので、不具合の報告が落ち着くまで様子を見るというのも一つの考え方です。一方で、セキュリティ面の修正も含まれているため、あまり長期間更新を先延ばしにし続けることはおすすめできません。特にUSBオーディオ機器をお使いでない方や、法人のドメイン環境・仮想デスクトップ環境に該当しない個人利用の方は、緊急パッチが適用された状態であれば、通常どおりアップデートを進めていただいて問題ない場合がほとんどです。ご自身の利用環境で判断が難しい場合は、当店にご相談いただければ、状況を踏まえたうえでご案内いたします。なお、Windows Updateの設定画面には「更新を一時停止する」という機能も用意されており、最大で数週間、更新の適用を先延ばしにすることができます。「新しいバージョンに少し不安がある」という場合は、この機能を使って様子を見るのも一つの方法です。ただし、一時停止の期間が終了すると自動的に更新の確認が再開されますので、恒久的に更新を止め続けられるわけではない点にはご注意ください。
法人・複数台のパソコンをお使いの方へ
法人のお客様で、複数台のパソコンをドメイン環境で一括管理されている場合や、リモートデスクトップ・仮想デスクトップ環境をお使いの場合は、個人利用とは異なる不具合が報告されていますので、特に注意が必要です。具体的には、ドメインとの認証に関する不具合や、サインイン後に画面が正しく表示されない不具合などが確認されています。業務で複数台のパソコンを一斉にアップデートする前に、まずは1台でテスト的に更新を行い、問題が起きないかを確認してから展開することをおすすめします。複数台まとめての動作確認やアップデート対応についても、当店の法人向けサポートで承っております。
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よくあるご質問
Q1. バージョン26H2にアップデートすると必ず音が出なくなりますか?
A1. いいえ、すべての機器で発生するわけではありません。USB Audio Class 1.0に対応した一部の機器で報告されており、内蔵スピーカーやBluetooth機器、新しい規格の機器は基本的に対象外です。
Q2. すでに音が出なくなってしまいました。どうすればいいですか?
A2. まず最新の更新プログラム(緊急パッチ)が適用されているかをご確認ください。それでも改善しない場合は、デバイスマネージャーから該当機器をアンインストールして再起動する方法をお試しください。
Q3. 更新が3時間以上終わりません。強制的に電源を切ってもいいですか?
A3. できるだけ電源を切らずにお待ちください。途中で強制的に電源を切ると、システムファイルが破損し、パソコンが起動しなくなるおそれがあります。長時間改善しない場合はご相談ください。
Q4. まだアップデートの通知が来ていません。急いで手動で更新すべきですか?
A4. 急ぐ必要はありません。現在の環境で問題なく使えている場合は、様子を見ながら、緊急パッチが行き渡った段階で更新する形でも問題ない場合がほとんどです。
Q5. パッチはどうやって適用すればいいですか?
A5. 特別な操作は不要です。「設定」から「Windows Update」を開き、更新プログラムの確認を行っていただければ、自動的に適用されます。
Q6. 法人で複数台のパソコンを管理していますが、一斉にアップデートしても大丈夫ですか?
A6. まずは1台でテスト的に更新し、問題がないことを確認してから展開することをおすすめします。ドメイン環境・仮想デスクトップ環境では個別の不具合も報告されています。
Q7. 法人で複数台のパソコンについて相談することもできますか?
A7. もちろんです。複数台まとめてのご相談・点検も承っております。
Q8. 相談だけでも大丈夫ですか?
A8. はい、大丈夫です。診断・お見積りは無料ですので、「これくらいのことで聞いてもいいのか」と迷わず、お気軽にお電話ください。
Windows 11バージョン26H2の配信開始にともない、USBオーディオ機器の不具合や更新が終わらないといったトラブルが報告されていますが、すでに緊急パッチも配信されており、落ち着いて対処すれば多くの場合は解決できます。ご自身での対処が難しい場合や、更新中に不安な状態が続く場合は、無理に操作を進めず、都城市のパソコンサポーターゼットまでお気軽にご相談ください。









