お子さまのパソコン|ファミリー設定で見守る方法

「お子さまが、自分用のパソコンを使い始める」「宿題や調べものに、家のパソコンを貸すことになった」。うれしい反面、「長い時間、使いすぎないだろうか」「変なサイトを、見てしまわないだろうか」と、心配になる保護者の方は多いのではないでしょうか。実は、Windowsには、お子さまのパソコンの使い方を、保護者が見守るための仕組み「ファミリー設定」が、用意されています。この記事では、パソコンを使わせる前に決めておきたいこと、ファミリー設定でできること、お子さまのアカウントを追加する手順、使う時間やサイトの決め方、そして設定だけでは防げないことまで、順番にご案内します。
お子さまにパソコンを使わせる前に、決めておきたいこと
パソコンは、調べものや、宿題、プログラミングの学習など、お子さまの可能性を広げてくれる便利な道具です。一方で、使い方を決めないまま渡してしまうと、いくつかの心配ごとが出てきます。
- 動画やゲームに夢中になって、長時間、使い続けてしまう。
- お子さまに、ふさわしくないサイトや、広告を見てしまう。
- 知らないうちに、アプリやゲームの購入、課金をしてしまう。
- 偽のメールや、詐欺のサイトに、だまされてしまう。
こうした心配を減らすには、機械の設定の前に、まず、ご家庭のルールを、親子で話し合っておくことが大切です。たとえば、次のような点を、先に決めておくと、設定もスムーズです。
- 使ってよい時間と、時間帯。平日と休日で、分けるご家庭もあります。
- 使う場所。リビングなど、家族の目が届く場所にするかどうかです。
- 見てよいサイトや、使ってよいアプリ、ゲームの範囲。
- 買い物や課金のルール。必ず、保護者に相談してから、とするのが一般的です。
- 困ったときや、変だなと思ったときは、すぐに、保護者へ伝えること。
なお、学校から配られた学習用の端末は、学校が管理する仕組みで動いていることが多く、ご家庭で購入したパソコンとは、考え方が違います。違いについては、お子様の学習用パソコン、GIGAスクール端末と家庭用は何が違う?で、ご案内しています。この記事では、ご家庭のパソコンを、お子さまが使う場合を、中心にお話しします。画面や名称は、Windowsの更新で変わることがあります。この記事の内容は、2026年10月時点のものです。
ファミリー設定(Microsoftファミリー)でできること
Windowsのファミリー設定は、「Microsoftファミリー」や「Family Safety(ファミリー セーフティ)」という名前でも、案内されています。保護者の方が、お子さまのアカウントを「ファミリー」としてまとめて、パソコンの使い方を、見守る仕組みです。主に、次のようなことができます。
- 画面時間の設定。パソコンを使える時間の長さや、時間帯を、曜日ごとに決められます。制限に達したあとに、追加の時間を認めるかどうかも、選べます。
- コンテンツフィルター。お子さまにふさわしくないサイトや、検索結果を、制限できます。保護者が許可したサイトだけを、開けるようにすることもできます。
- アプリやゲームの制限。年齢に合わないアプリを、制限したり、アプリごとに、使える時間を決めたりできます。
- 購入の承認。Microsoft Storeなどでの購入に、保護者の承認を、必要にできます。
- 利用状況の確認。どんなアプリを使ったか、どれくらい使ったかなどを、あとから確認でき、メールで、週ごとのレポートを受け取る設定もあります。
お子さまから、制限の追加を頼まれたときは、保護者のところに、依頼が届きます。保護者は、その内容を見て、認めるか、断るかを、決められます。また、スマートフォンの「Family Safety」アプリからも、状況の確認や、設定ができます。ただし、このアプリの提供状況は、国や地域によって異なります。
ファミリー設定は、Windows 10と、Windows 11の、どちらにも用意されています。ただし、画面の見た目や、項目の名前は、バージョンによって、異なる場合があります。基本的な機能は、無料のMicrosoftアカウントで、使えると案内されています。ただし、機能によっては、有料のプランが、必要になる場合もあります。最新の内容は、Microsoftの案内で、ご確認ください。
始める前に、準備しておくもの
ファミリー設定を使うには、いくつか、前提となる準備があります。先に、次の点を、確認しておきましょう。
- 保護者の方の、Microsoftアカウント。ファミリーを管理する人は、「オーガナイザー」と呼ばれ、ほかの人を、ファミリーに追加できるのは、オーガナイザーだけです。
- お子さま用の、Microsoftアカウント。お持ちでない場合は、新しく作ることができます。すでに持っている場合は、招待を送って、ファミリーに追加します。
- お子さまのパソコンに、お子さまの、Microsoftアカウントで、サインインすること。ローカルアカウントでは、ファミリー設定の制限は、かかりません。
- インターネットに、つながる環境。設定の内容は、インターネットを通じて、パソコンに届きます。
Microsoftアカウントと、ローカルアカウントの違いが、分からない方は、Microsoftアカウントとローカルアカウント、違いと選び方を、先にご覧いただくと、分かりやすいです。また、新しいパソコンを、お子さま用に準備する場合は、パソコンの初期設定は自分でできる?必ずやるべき8つの設定と失敗しやすいポイントも、参考になります。
お子さまのアカウントを、ファミリーに追加する手順
それでは、お子さまのアカウントを、ファミリーに追加してみましょう。手順は、次のとおりです。画面は、保護者の方のパソコンで、操作します。
- 保護者の方の、Microsoftアカウントで、ブラウザーから、Microsoftアカウントの「ファミリー」のページ(account.microsoft.com/family)に、サインインします。
- 「ファミリー メンバーを追加」を選びます。
- 役割を選びます。お子さまは「メンバー」、大人の方は「オーガナイザー」が、目安です。
- お子さまの、メールアドレス、または、電話番号を入力して、招待を送ります。お子さまのアカウントが、まだない場合は、画面の案内にそって、新しく作ります。生年月日は、正しく入力しましょう。
- お子さま側に、招待のメールが届きますので、メールの案内にそって、参加を承諾します。法定の年齢に達していない場合は、保護者の同意を求める画面が、表示されます。
- お子さまのパソコンに、お子さまのアカウントで、一度、サインインします。この操作を、していないと、パソコンの制限が、設定できないことがあります。
招待が、すぐに反映されないときは、ファミリーのページの下のほうにある「保留中のメンバー」で、招待の状態を、確認できます。間違えて送った招待は、取り消すこともできます。また、お子さまが、すでに別のファミリーグループに入っている場合は、そのグループから、先に、抜ける必要があります。なお、Windowsの「設定」の「アカウント」からも、ファミリーに追加できる場合があります。表示される名前は、バージョンによって、少し異なる場合があります。
「設定がうまくいかない」「何から始めたらいいか分からない」という方へ
アカウントの作成や、招待の承諾、パソコンへのサインインなど、慣れない操作が続くと、迷ってしまうことがあります。お客様のパソコンの状態を拝見しながら、一緒に、設定を進めることもできます。お気軽にご相談ください。詳しくは、パソコン修理・サポートのページをご覧ください。
使う時間を決める。画面時間の設定
ファミリーに追加できたら、まず、使う時間を、決めてみましょう。画面時間の設定は、次の手順で、行います。
- 保護者の方のパソコンで、「スタート」から「Windows セキュリティ」を開きます。
- 「ファミリーのオプション」を選び、「ファミリー設定の表示」を選びます。
- Microsoft Edgeが開き、ファミリーの一覧が出ますので、お子さまのアカウントを選びます。
- 「画面時間」を選び、パソコン(Windowsデバイス)の制限を、有効にします。同じ画面に、Xbox本体の設定もありますので、間違えないように注意してください。
- 曜日を選び、1日に使える合計の時間と、使える時間帯を、決めます。複数の曜日に、同じ設定をまとめて、適用することもできます。
- 「完了」を押して、設定が、反映されたことを確認します。
設定した時間を過ぎると、お子さまは、パソコンを使えなくなります。このとき、お子さまは、保護者に、時間の追加をお願いできます。保護者の方が、認めたときだけ、追加で使えるようになります。時間の長さや、時間帯に、決まった正解はありません。年齢や、宿題のある日、ない日など、ご家庭の状況に合わせて、親子で話し合って決めるのがおすすめです。たとえば、夜遅い時間帯は、使えないようにしておくと、生活のリズムを、守りやすくなります。
画面の名前や、並び方は、バージョンによって、異なる場合があります。設定が終わったら、お子さまのアカウントで、実際にサインインして、制限が、かかっているかを、確かめておくと安心です。
見てよいサイトを決める。コンテンツフィルター
次に、お子さまが見るサイトの範囲を、決めましょう。先ほどと同じ、ファミリー設定の画面から、お子さまのアカウントを選び、「コンテンツフィルター」を開きます。
- 「不適切なWebサイトや検索結果をフィルター処理する」を、オンにします。
- 必要に応じて、「許可されたWebサイトのみを使用」をオンにして、見てよいサイトのURLを、追加します。この場合は、許可していないサイトは、すべて、ブロックされます。
- 画面を閉じて、お子さまのアカウントで、サインインし、実際の動作を確認します。
ここで、とても大切な点があります。Webサイトや、検索結果のフィルターは、Microsoft Edgeでしか、働かないということです。フィルターをオンにすると、Edge以外のブラウザーは、使えないようにブロックされます。ふだん、ご家庭で、Google Chromeなどを使っている場合は、お子さまだけが、Edgeを使うことになります。ブラウザーの違いについては、ブラウザって何?ホームページを見るための基本操作ガイドが、参考になります。
ブロックされたサイトを開こうとすると、お子さまの画面に、その旨が表示されます。「今すぐお願いする」という、保護者へ許可を頼むボタンも、表示されます。保護者の方が、内容を見て、認めれば、そのサイトを、開けるようになります。検索結果の安全設定は、使う検索サービスによって、効き方が違う場合があります。そのため、フィルターは、あくまで、見守りを助ける仕組みのひとつ、と考えるのがよいでしょう。
アプリ・ゲーム・購入と、使った記録の見かた
ファミリー設定では、サイトだけでなく、アプリや、ゲーム、買い物についても、見守れます。お子さまのアカウントを選んだ画面から、次のような項目を、確認してみましょう。
- アプリとゲームの制限。年齢の目安に合わないものを、制限したり、アプリごとに、使える時間を決めたりできます。
- 購入の承認。Microsoft StoreやXboxでの購入に、保護者の承認が必要となるように、設定できます。お子さまが、勝手に課金してしまう心配を、減らせます。
- 利用状況の確認。どのアプリを、どれくらい使ったか、どんなサイトを見たか、といった記録を、確認できます。メールで、週ごとのレポートを、受け取る設定もあります。
利用状況の記録は、お子さまを疑うためではなく、親子で話し合うための材料として、使うのがおすすめです。「今週は、こんなサイトを見ていたんだね」と、一緒に画面を見ながら、話してみると、お子さまも、安心して相談しやすくなります。また、同じファミリーグループで、Xboxなどの機器も、管理できます。ただし、項目の名前や、提供される機能は、更新で変わることがあります。画面に表示される案内を、ご確認ください。
ファミリー設定でできないことと、気をつけたい点
ファミリー設定は、とても便利ですが、これだけで、すべてを防げるわけではありません。限界も、知っておきましょう。
- 制限が効くのは、お子さまのアカウントでサインインした端末です。ご自分のスマートフォンや、お友達の家のパソコンには、この設定は届きません。
- Edge以外のブラウザーは、フィルターの対象外のため、ブロックする仕組みになっています。逆にいえば、Edgeを使わせる前提の設定です。
- 年齢が上がるほど、VPNなどの方法で、制限をすり抜けようとする場合があります。技術的な設定だけに、頼りすぎないことが大切です。
- お子さまが、新しいアカウントを、勝手に作ったり、ローカルアカウントを追加したりすると、制限が、かからないことがあります。パソコンの、アカウントの一覧を、ときどき確認しましょう。
- 保護者の方の、アカウントのパスワードは、お子さまに知られないように、管理します。お子さまのアカウントは、設定を変えられない、管理者ではない種類にしておくと、安心です。パスワードの管理は、そのパスワード、使い回していませんか?今日からできる管理術も、参考にしてください。
- フィルターは、ウイルス対策や、詐欺の対策とは、別のものです。偽のメールや、偽の警告画面は、フィルターをすり抜けることがあります。詳しくは、その1通、本物ですか?フィッシングメール・詐欺サイトの見分け方と、「サポート詐欺」に注意!偽のウイルス警告が出たときの正しい対処法をご覧ください。ウイルス対策については、無料と有料、セキュリティソフトは結局どちらを選ぶべき?が参考になります。
最後に、いちばん大切なのは、親子の会話です。制限を、罰ではなく、安全に使うためのルールとして、お子さまに伝えましょう。困ったことがあれば、すぐに相談できる関係を、つくっておくことが、何よりの見守りになります。
パソコンサポーターゼットは、都城市山田町にある、パソコン修理・販売・サポートの店舗です。「お子さまのアカウントの作り方が分からない」「ファミリー設定がうまく反映されない」「お子さま用に、パソコンを準備したい」といったご相談も、お受けしています。都城やその周辺で、ご自宅に伺ってのご相談をご希望の場合は、出張訪問エリア・料金一覧をご確認ください。
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よくあるご質問
Q1. ファミリー設定は、無料で使えますか?
A1. 基本的な機能は、無料のMicrosoftアカウントで使えると案内されています。ただし、機能によっては、有料のプランが必要になる場合もあります。最新の内容は、Microsoftの案内で、ご確認ください。
Q2. お子さまのアカウントは、必ずMicrosoftアカウントにする必要がありますか?
A2. はい、ファミリー設定で見守るには、お子さまが、Microsoftアカウントで、パソコンにサインインしている必要があります。ローカルアカウントでは、制限がかかりません。
Q3. Google Chromeは、使えなくなりますか?
A3. Webサイトや検索結果のフィルターをオンにすると、Microsoft Edge以外のブラウザーは、ブロックされます。お子さまのパソコンでは、Edgeを使う前提になります。
Q4. 決めた時間を過ぎると、どうなりますか?
A4. 制限の時間に達すると、お子さまは、パソコンを使えなくなります。お子さまは、保護者に、時間の追加をお願いでき、保護者が認めたときだけ、追加で使えるようになります。
Q5. スマートフォンも、同じ設定で見守れますか?
A5. Windows、Xbox、Androidなど、お子さまのアカウントでサインインした端末が、対象になります。iPhoneやiPadは、Appleの機能での設定を、ご確認ください。なお、ファミリー設定は、サインインしていない端末には、届きません。
Q6. 学校から配られた端末にも、設定できますか?
A6. 学校の端末は、学校が管理している場合が多く、ご家庭では、設定を変えられないことがあります。使い方については、学校に、ご確認ください。
Q7. お子さまに、設定を変えられないか心配です。
A7. 保護者の方のアカウントのパスワードを、お子さまに教えないことが、基本です。お子さまのアカウントは、設定を変えられない、管理者ではない種類にしておくと、安心です。パソコンのアカウントの一覧を、ときどき確認することも、おすすめです。
Q8. 相談だけでも大丈夫ですか?
A8. はい、大丈夫です。診断・お見積りは無料ですので、「これくらいのことで聞いてもいいのか」と迷わず、お気軽にお電話ください。
お子さまにパソコンを使わせる前に、ファミリー設定で、使う時間とサイトの範囲を、決めておくと、保護者の方も、お子さまも、安心して使い始められます。ただし、設定には限界もありますので、親子で、ルールを話し合うことも、忘れないでください。それでも、設定の方法に迷うときや、うまく反映されないときは、都城市のパソコンサポーターゼットが、状態を拝見したうえでご案内します。まずはお気軽にお電話ください。









