Wi-Fiが届かない部屋に。中継器とAPの設定

Wi-Fiが届かない部屋の対策として、中継器とアクセスポイントの違いと選び方を、料金表のメニュー「無線LAN中継器設定」「無線LANアクセスポイント設定」にそってご紹介します。中継器の設定の流れ、古いルーターをAPモードで使う方法、置き場所のコツ、ご依頼の前の確認事項まで、都城市のパソコンサポーターゼットが分かりやすく解説します。

「2階の部屋だけ、Wi-Fiが弱い」「奥の和室では、動画が止まってしまう」「離れの作業小屋では、そもそもつながらない」。お宅の中で、Wi-Fiが届きにくい部屋があって、困っている方は多いのではないでしょうか。

そんなとき、よく名前が挙がるのが、「中継器」と「アクセスポイント」です。どちらも、Wi-Fiの届く範囲を広げるための方法ですが、仕組みも、向いている場面も違います。パソコンサポーターゼットでは、料金表で、「無線LAN中継器設定」と「無線LANアクセスポイント設定」というメニューを、ご用意しています。この記事では、都城市のパソコンサポーターゼットが、2つの違い、選び方、作業の内容と流れを、順番にご紹介します。

Wi-Fiが届かない部屋は、なぜ生まれるの?

Wi-Fiの電波は、ルーターから、まわりに広がっていきます。ただし、電波は、距離が離れるほど弱くなり、壁や床、家具などに、さえぎられます。次のような条件が重なると、届きにくい部屋が生まれます。

  • ルーターから、距離が遠い(廊下の端、離れ、庭の小屋など)。
  • 鉄筋コンクリートの壁や、金属の棚などが、間にある。
  • ルーターと、別の階にある(2階建てや、3階建て)。
  • ルーターが、床の近くや、収納の中、テレビの裏などに、置かれている。
  • 水回り(水槽、浴室、台所)や、電子レンジなどが、近くにある。

お宅の間取りによっては、ルーターを置く場所を、少し変えるだけで、改善することもあります。ルーターの置き方や、通信が遅いときの確認の手順は、Wi-Fiが遅い・繋がらない…自分でできる5つのチェックポイントでご案内しています。

ただし、ルーターのすぐ近くでも遅い場合や、家じゅうで、同じように遅い場合は、電波の届き方ではなく、回線や、機器の側に、原因があるかもしれません。その場合、中継器やアクセスポイントを足しても、改善しにくいことがあります。インターネットの回線が遅いときは、Wi-Fiには繋がるのにインターネットが使えない…原因と対処法の確認事項も、あわせてご覧ください。

中継器とアクセスポイントの違い

どちらも、Wi-Fiの範囲を広げる機器ですが、親機(ルーター)との、つなぎ方が違います。

  • 中継器:親機の電波を、無線で受け取って、もう一度、送り出す機器です。コンセントに、直接差し込むタイプが多く、LANケーブルを引く必要がありません。親機との接続も、「WPS」などの、自動設定の機能を持つ製品が多く、比較的、手軽に使えます。
  • アクセスポイント:親機と、LANケーブル(有線)でつないで、そこから、新しくWi-Fiの電波を出す機器です。使っていない古いルーターを、アクセスポイントとして使い回す「APモード」(ブリッジモードとも呼ばれます)という方法もあります。

中継器には、気をつけたい点があります。中継器は、受け取った電波を、そのまま送り出すため、親機と中継器の間の通信で、速度が落ちることがあります。特に、1つの周波数帯だけで、受け取りと送り出しを行うタイプでは、効率が下がりやすいとされています。また、中継器を、何台も数珠つなぎにすると、段数が増えるほど、速度や反応が悪くなる場合があります。

一方、アクセスポイントは、有線でつなぐため、中継による速度の低下が起きにくいという良さがあります。ただし、LANケーブルを、届かせる必要があります。ケーブルを壁や天井に通す工事が必要になる場合は、別の作業になります。

なお、家じゅうに、届きにくい場所が、いくつもある場合は、「メッシュWi-Fi」と呼ばれる、複数の機器で家全体をカバーする方法もあります。メッシュは、移動しても、接続先が自動で切り替わりやすい反面、機器の台数が増えると、費用がかさむ傾向があります。どの方法が合うかは、お宅の状況によって変わります。

どちらを選ぶ? 選び方の目安

迷ったときは、次の目安で、考えてみてください。

  • 届かない部屋が、1か所だけ:中継器が、手軽です。親機の電波が、まだ安定して届く場所に置きます。
  • LANケーブルを、届かせられる:アクセスポイントが、向いています。有線でつなぐので、速度が落ちにくく、安定します。
  • 古いルーターが、使われずに残っている:APモードで、アクセスポイントとして使い回せる場合があります。機種によっては、APモードに対応していないこともあるため、事前の確認が必要です。
  • 届かない場所が、何か所もある:中継器を何台も足すより、メッシュWi-Fiや、アクセスポイントを検討したほうが、安定しやすい場合があります。
  • ルーター自体が古い、または、回線が遅い:中継器やアクセスポイントでは、改善しにくいため、ルーターの買い替えや、回線の確認が先になることもあります。

ルーターの買い替えを考える場合は、Wi-Fiルーターの選び方。買い替えで速度は本当に変わる?もご参考にしてください。

メニューに含まれる作業

料金表に書かれている内容は、次のとおりです。

  • 無線LANアクセスポイント設定:無線LANルーターを、アクセスポイントとして使用できるように設定します。
  • 無線LAN中継器設定:無線LAN中継器の、接続設定を行います。

どちらも、「機器の設定」の作業です。作業の料金は、パソコンサポート料金表でご確認いただけます。設置する場所の考え方や、つながったかの確認も、設定とあわせて、ご相談いただけます。

なお、機器そのものの購入や、壁や天井にケーブルを通す工事、お宅全体のメッシュWi-Fiの構築などは、この2つのメニューとは別の内容になります。必要な作業がどれにあたるのかは、ご相談のときに、一緒に整理しますので、ご安心ください。

「どちらを買えばいいか分からない」という方へ

中継器とアクセスポイントは、お宅の間取りや、ルーターの機種、LANケーブルを通せるかどうかで、向き不向きが変わります。買ってから「うちには合わなかった」とならないよう、都城でWi-Fiの届かない部屋にお困りのときは、買う前に、当店までお気軽にご相談ください。ご状況をうかがって、必要な作業を、一緒に考えます。詳しくは、パソコン修理・サポートのページをご覧ください。

作業のご紹介① 中継器の設定

中継器の設定は、親機(ルーター)と、中継器をつなぐ作業です。機種によって、手順は異なりますが、おおまかには、次のような流れで進めます。

  1. 親機のWi-Fiの名前(SSID)と、パスワード、対応している周波数や、暗号化の方式を、確認します。
  2. 中継器を、親機の近くのコンセントに差して、電源を入れます。いきなり、届かない部屋に置くと、設定の途中で、うまくつながらないことがあるためです。
  3. 親機と中継器を、つなぎます。「WPS」ボタンを使う方法と、スマートフォンやパソコンから、設定画面を開いて入力する方法があります。
  4. つながったことを、ランプや画面で確認します。
  5. 中継器を、設置したい場所に移します。置く場所は、届かない部屋の中ではなく、親機の電波が、まだ安定して届いている、最後の場所の、近くにします。
  6. 設置したあと、親機の近く、中継器の近く、届かなかった部屋の3か所で、つながり方を確認します。

中継器を置く場所が、届かない部屋の中だと、中継器自身が、親機の電波を、うまく受け取れません。親機と、届かない部屋の、ちょうど中間くらいで、電波が安定して届く場所を探すのが、コツです。ただし、「中間」といっても、壁や家具の影響で、実際の電波の届き方は、変わります。置いてみて、確認しながら、調整してください。

また、中継器を使うと、Wi-Fiの名前を、親機と同じにする場合と、別にする場合があります。同じ名前だと、機器が、遠い親機につながったままになり、中継器に切り替わらないことがあります。逆に、別の名前だと、場所を移動するたびに、自分で切り替える必要があります。お使いの製品の説明書を確認して、生活に合ったほうを、選んでください。

作業のご紹介② 古いルーターを、アクセスポイントにする

アクセスポイントの設定は、新しく足す機器を、有線で親機につないで、Wi-Fiの電波を出させる作業です。使っていない古いルーターを、アクセスポイントとして使い回す場合は、次のような流れで進めます。

  1. 古いルーターが、APモード(アクセスポイントモード)に、対応しているかを、説明書やメーカーの案内で、確認します。
  2. 古いルーターの設定画面に入り、動作モードを、APモードに切り替えます。機種によっては、「ブリッジモード」と、表示されることもあります。
  3. 親機と、古いルーターを、LANケーブルでつなぎます。どのポートにつなぐかは、機種によって異なるため、説明書で確認します。
  4. 古いルーターの、Wi-Fiの名前(SSID)と、パスワードを、設定します。
  5. パソコンやスマートフォンを、つないで、インターネットが使えることを、確認します。

この設定を行わず、古いルーターを、そのまま、親機につないでしまうと、ルーターが2台、重なった状態になります。これを、「二重ルーター」と呼びます。二重ルーターになると、一部のサービスや機器で、思わぬ不具合が出ることがあります。親機が、ルーターの機能を持っている場合は、特に注意が必要です。

光回線の機器の中には、ルーターの機能を、最初から持っているものがあります。その場合、新しく買ったWi-Fiルーターは、アクセスポイントとして使うのが、基本になります。ルーターの設置や、基本の設定については、ルーターの設置と設定。インターネットにつなぐ作業でご案内しています。

設置のコツと、つながりにくいときの確認

設定が終わっても、置く場所が悪いと、効果が出にくくなります。中継器やアクセスポイントを置くときは、次の点に、気をつけてみてください。

  • 床に、直接置かない。床の近くでは、電波が乱れやすくなります。1mほどの高さの、棚やテーブルの上が、目安です。
  • 金属や、水回りの近くを避ける。金属の棚や、水槽、鏡、鉄筋コンクリートの壁の近くは、電波が弱まりやすくなります。
  • 家具の裏や、収納の中に入れない。テレビの裏や、押し入れの中に置くと、電波がさえぎられます。
  • 電子レンジや、コードレス電話の近くを避ける。2.4GHzという、周波数の電波は、これらの影響を受けることがあります。
  • ドアを閉めた状態でも、確認する。日常の使い方に近い状態で、つながり方を確かめます。

設置しても、改善しないときは、どこで問題が起きているのかを、順番に切り分けます。まず、親機の近くで、つながり方を確かめます。親機の近くでも遅いなら、中継器やアクセスポイントではなく、回線や、親機の側が原因かもしれません。親機の近くで速いのに、届かない部屋だけが遅いなら、中継器の置き場所を、親機に近い側へ、少しずらしてみると、変わることがあります。

設定を変えるときは、一度に、いくつも変えないことも、大切です。1つ変えるたびに、つながり方を確認して、どの変更が効いたのかを、分かるようにしておくと、元に戻しやすくなります。なお、機器を初期化すると、Wi-Fiの名前やパスワードが消えてしまうため、最後の手段として、考えてください。パソコンを、Wi-Fiにつなぐ手順は、初めてのWi-Fi接続、パソコンのつなぎ方でご案内しています。

作業の流れと、ご依頼の前に確認したいこと

作業は、おおまかに、次の流れで進めます。お客様のご状況によって、前後することがあります。

  1. お問い合わせ。電話やお問い合わせフォームから、ご連絡いただきます。届かない部屋、ルーターの機種名、お持ちの中継器やルーターについて、お聞きします。
  2. 作業の内容と日時を決めます。中継器とアクセスポイントのどちらが合うかも、一緒に確認します。お見積りは無料です。
  3. 親機のWi-Fiの名前と、パスワードを、確認します。分からない場合は、確認の方法から、ご案内します。
  4. 中継器、またはアクセスポイントを、設定します。
  5. 設置したい場所で、つながり方を確認して、必要に応じて、置き場所を調整します。
  6. 設定の内容と、今後の使い方をご説明して、お引き渡しします。

作業をスムーズに進めるために、次のものを、ご用意いただけると安心です。分からないものがあっても、ご相談いただけます。

  • ルーターの機種名(本体のシールなどに、書かれています)。
  • 親機のWi-Fiの名前(SSID)と、パスワード。分からない場合は、その旨を、お伝えください。
  • お持ちの中継器や、古いルーターがあれば、その機種名と説明書。
  • Wi-Fiが届かなくて困っている、部屋の場所と、おおまかな間取り。
  • LANケーブルを、通せそうな場所があるかどうかの、おおよその状況。

Wi-Fiの名前やパスワードが写った写真は、ブログやSNSなど、不特定の人が見る場所には、載せないようにしてください。名前やパスワードを変えたいときは、Wi-Fi接続とパスワード変更。無線LANの設定作業でご案内しています。

当店では、都城市を中心に、パソコンやインターネットの設定を、承っています。「何を買えばよいのか、分からない」という段階でも、構いません。詳しくは、パソコン修理・サポートのページをご覧ください。

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▶ Wi-Fiルーターの選び方。買い替えで速度は本当に変わる?――ルーターの買い替えが必要か迷う方は、こちらもご参考にしてください。

▶ ルーターの設置と設定。インターネットにつなぐ作業――ルーターの設置や、基本の設定は、こちらをご覧ください。

▶ Wi-Fi接続とパスワード変更。無線LANの設定作業――パソコンのつなぎ方や、パスワードの変更は、こちらもどうぞ。

よくあるご質問

Q1. 中継器とアクセスポイントは、どちらを選べばよいですか?
A1. LANケーブルを届かせられる場所なら、有線でつなぐアクセスポイントのほうが、速度が落ちにくく、安定しやすいとされています。LANケーブルが難しい場合や、届かない部屋が1か所だけの場合は、中継器が手軽です。お宅の間取りや、ルーターの機種によって変わるため、買う前にご相談いただくと安心です。

Q2. 中継器を使うと、速度は遅くなりますか?
A2. 中継器は、親機の電波を受け取って、もう一度送り出すため、速度が落ちることがあります。特に、1つの周波数帯だけで中継するタイプや、何台も数珠つなぎにした場合に、影響が出やすいとされています。置き場所や機種によって、差があります。

Q3. 使っていない古いルーターを、アクセスポイントにできますか?
A3. 機種によっては、「APモード」や「ブリッジモード」という機能で、できる場合があります。ただし、対応していない機種もあります。説明書やメーカーの案内で、確認が必要です。

Q4. ルーターが2台あると、何か問題がありますか?
A4. 古いルーターを、設定を変えずに、親機につなぐと、ルーターが重なった「二重ルーター」の状態になり、一部のサービスや機器で、不具合が出ることがあります。アクセスポイントとして使う場合は、APモードに切り替える設定が必要です。

Q5. 中継器を置く、いちばんよい場所はどこですか?
A5. 親機と、届かない部屋の、ちょうど中間くらいで、親機の電波が、まだ安定して届いている場所が、目安です。届かない部屋の中に置くと、中継器自身が、電波を受け取れません。床の直置きや、金属・水回りの近くは、避けてください。

Q6. Wi-Fiの名前は、親機と同じにしたほうがよいですか?
A6. 同じ名前だと、移動しても同じ名前でつながりますが、機器が、遠い親機につながったままになることがあります。別の名前だと、自分で切り替える手間がありますが、どちらにつながっているかが分かります。お使いの製品と、生活のしかたに合わせて、選んでください。

Q7. メッシュWi-Fiとは、何が違いますか?
A7. メッシュWi-Fiは、複数の機器が連携して、家全体をカバーする方法で、同じ名前のまま、最適な機器に自動で切り替わりやすいのが特徴です。ただし、機器の台数が増えると、費用がかさむ傾向があります。届かない場所が何か所もある場合に、検討されることが多い方法です。

Q8. 相談だけでも大丈夫ですか?
A8. はい、大丈夫です。診断・お見積りは無料ですので、「中継器とアクセスポイントのどちらがよいか分からない」「買う前に相談したい」といった段階でも、お気軽にお電話ください。

Wi-Fiが届かない部屋は、置き場所の工夫で改善することもあれば、中継器やアクセスポイントを足すことで、解決することもあります。手軽さなら中継器、安定を求めるなら有線のアクセスポイントが、ひとつの目安です。ただし、回線そのものが遅い場合は、機器を足しても、変わりにくいことがあります。「うちには、どちらが合うのか」「買う前に、相談したい」「設定が難しくて、手が止まった」というときは、都城市のパソコンサポーターゼットまで、お気軽にご相談ください。


2026.10.24 07:23

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