パソコンの大掃除|データ整理と本体のお手入れを年末前に

年の瀬が近づくと、「そろそろ家の大掃除を始めなければ」と考える方が増えてきます。ところが、毎日使っているパソコンは、後回しにされがちです。デスクトップにはファイルが散らばり、ダウンロードしたまま放置された書類や写真がたまり、キーボードの隙間や通気口には、気づかないうちにホコリが積もっています。パソコンサポーターゼットにも、年末になると「動作が重い」「ファンの音が大きい」というご相談が、都城市のお客様から増えてきます。その原因が、データのため込みや、本体のホコリにあることは少なくありません。この記事では、年末前にできるパソコンの大掃除を、「データ整理」と「本体のお手入れ」の2つに分けて、安全に進めるためのポイントとあわせてご紹介します。
年末前に、パソコンの大掃除をおすすめする理由
パソコンの大掃除を、年末前におすすめするのには、いくつか理由があります。まず、年末年始は、パソコンを使う機会が増える時期です。年賀状の作成や、帰省先での写真の整理、お正月の間の動画やインターネットの利用など、いつもより長く使う方も多いでしょう。その前に整えておけば、年末の忙しい時期に、パソコンの不調で慌てずに済みます。
次に、お店や修理窓口が年末年始のお休みに入ると、トラブルが起きたときにすぐ対応してもらえない場合があります。調子が悪くなる前に、一度、点検を兼ねて掃除をしておくことは、トラブルの予防にもなります。そして、気持ちの面でも、新しい年を、整理されたパソコンで迎えられるのは、大きな安心感につながります。
大掃除は、次の順番で進めると、無理なく、安全に進められます。
- 大切なデータのバックアップを取る。
- データを整理する(デスクトップ・ダウンロード・写真など)。
- 使わないアプリと、自動起動の設定を見直す。
- 本体のお手入れをする(画面・キーボード・通気口など)。
- 古いパソコンや周辺機器の行き先を決める。
順番が大切なのは、先にデータを整理してしまうと、うっかり必要なファイルまで消してしまったときに、取り戻せなくなるためです。まずは、バックアップから始めましょう。
大掃除の前に、まずはバックアップを取っておきましょう
データの整理では、ファイルを削除したり、移動したりします。その途中で、「間違えて、必要なファイルを消してしまった」という失敗は、残念ながら珍しくありません。そのため、整理を始める前に、大切なデータのバックアップを取っておくことを、強くおすすめします。
バックアップの方法は、いくつかあります。パソコンに備わっている「ファイル履歴」を使うと、設定をしておくだけで、自動で複製を作ってくれます。設定の方法は、ファイル履歴機能で、自動バックアップを設定する方法で解説しています。また、外付けのハードディスクやUSBメモリに、写真や書類を複製しておく方法や、クラウドストレージに預けておく方法もあります。スマートフォンの写真については、スマホの写真、ちゃんとバックアップできていますか?パソコンへの保存方法もあわせてご覧ください。
さらに、アプリの整理や設定の変更をする前には、「復元ポイント」を作っておくと、万が一のときに安心です。作り方と戻し方は、トラブルの前に保険を。復元ポイントの作り方と戻し方で解説しています。ただし、復元ポイントは写真や書類を守るものではないため、バックアップとは別に必要になる点にご注意ください。
データ整理①:デスクトップとダウンロードフォルダーを片付ける
最初に手をつけやすいのが、デスクトップです。デスクトップに、ファイルやフォルダーが散らばっていると、必要なものが見つけにくいだけでなく、パソコンの起動や動作にも、少しずつ負担がかかります。整理の基本は、「今、本当に使っているものだけを残す」ことです。使っていないファイルは、書類や写真などの種類ごとに、フォルダーに分けて保管しましょう。デスクトップのアイコンの整理の仕方は、デスクトップが散らかってきた…アイコン整理の基本で詳しく解説しています。
もうひとつ、見落としがちなのが、「ダウンロード」フォルダーです。インターネットからダウンロードしたファイルは、ここに自動で保存されるため、使い終わったあとも、そのまま残っていることがよくあります。1年前のインストール用ファイルや、一度見ただけのPDFなど、不要なものが容量を圧迫している場合があります。ダウンロードフォルダーを開いて、「更新日時」の古い順に並べ替えると、長い間使っていないファイルを見つけやすくなります。ファイルの保存場所の基本は、ファイルの保存場所が分からない…整理のキホンでも解説していますので、あわせて確認してみてください。
削除するときは、「残す」「別の場所に移す」「消す」の3つに分けて考えると、迷いにくくなります。判断に迷うファイルは、すぐに消さず、「あとで確認」というフォルダーに、いったんまとめておきましょう。ごみ箱に入れたファイルは、ごみ箱を空にするまで、完全には消えません。誤って捨ててしまっても、ごみ箱の中にあるうちは戻せますので、最後に中身を確認してから、空にするのが安全です。
データ整理②:写真・動画と、重複したファイルを見直す
パソコンの容量を、いちばん使っているのは、多くの場合、写真と動画です。スマートフォンから取り込んだ写真や、旅行や行事のたびに撮った動画は、気づかないうちに、大きな容量になっています。同じ写真が、複数のフォルダーに入っていたり、似たような写真が何枚も残っていたりするのも、よくあることです。容量が足りなくなったときの整理の仕方は、写真や動画でパソコンの容量がいっぱいに…今日からできる整理術が参考になります。秋の旅行などで増えた写真の管理には、秋の行楽シーズン、旅行の写真・データを安全に楽しむための管理術も役立ちます。
整理のコツは、「年ごと」「行事ごと」など、後から見つけやすい名前で、フォルダーを分けることです。残しておきたい大切な写真は、パソコンの中だけに置かず、外付けのハードディスクやクラウドストレージにも、複製を保管しましょう。年末は、年賀状に使う写真や住所録のデータを、探す機会も多い時期です。年賀状の宛名印刷の準備については、年賀状の宛名印刷、パソコンとプリンターで準備するコツで解説していますので、住所録の整理とあわせてご覧ください。
また、パソコンの中の写真や書類には、ご家族の個人情報や、仕事に関する情報が含まれていることもあります。整理のついでに、「このデータは、パソコンの中に置いておく必要があるか」を、一度考えてみるのもよいでしょう。
「整理したいけれど、何から手をつけてよいか分からない」という方へ
データの整理や、バックアップの仕組みづくり、パソコン内部の状態のチェックまで、お客様のパソコンを拝見しながら、一緒に進めることもできます。年末のお忙しくなる前に、お気軽にご相談ください。詳しくは、パソコン修理・サポートのページをご覧ください。
データ整理③:使わないアプリと、自動で起動する設定を見直す
データだけでなく、アプリの整理も、大掃除の大切な作業です。使わなくなったアプリが、そのまま残っていると、容量を使うだけでなく、更新の通知が出たり、裏で動いて動作を重くしたりすることがあります。「ずっと使っていないアプリ」は、アンインストールすることで、すっきりします。アンインストールの手順は、アプリのインストールとアンインストール、初めての基本で解説しています。ただし、パソコンに最初から入っているアプリや、何のためのアプリか分からないものは、消す前に確認が必要です。
さらに、パソコンを起動するたびに、勝手に立ち上がるアプリが多いと、起動に時間がかかります。この設定の見直し方は、起動が遅いパソコンに。勝手に立ち上がるアプリを減らす設定で解説しています。そして、ストレージの空き容量が少ないときは、ディスクのお掃除、ストレージセンサーで自動的に空き容量を増やす設定を使うと、一時ファイルなどを、自動で整理してくれます。ここまでの作業で、パソコンの中は、ずいぶんすっきりしているはずです。
本体のお手入れ①:準備と、画面・キーボードの掃除
データの整理が終わったら、次は、パソコン本体の掃除です。パソコンは精密機器ですので、掃除の前に、いくつか守っていただきたい準備があります。
- 電源を切る:パソコンの電源を切り、電源アダプターや電源コードを外します。取り外しできるバッテリーは、取り外します。
- 周辺機器を外す:USBメモリやマウスなど、つないでいるものは外します。
- 静電気に注意する:作業の前に、金属のものに触れて、体の静電気を逃がします。
- 用意するもの:乾いたマイクロファイバーの布、毛先の柔らかいブラシなどを用意します。ティッシュや紙のタオルは、細かい傷の原因になるため、避けてください。
画面(ディスプレイ)は、強くこすらず、乾いたマイクロファイバーの布で、やさしく拭くのが基本です。汚れが取れにくいときは、液晶用のクリーナーを布に少し含ませて拭きます。このとき、画面に液体を直接吹きかけてはいけません。液体が、画面の内側に入り込み、故障の原因になることがあります。使ってよい洗浄液やアルコールは、メーカーや機種によって異なるため、迷ったときは、取扱説明書やメーカーの案内を確認してください。
キーボードは、まず、本体を軽く傾けて、隙間のゴミを落とします。そのあと、毛先の柔らかいブラシで、キーの間のホコリをかき出し、最後に、布で表面の皮脂汚れを拭き取ります。エアダスターを使う方法もありますが、機種によっては、使用が推奨されていない場合もあります。強い風を、至近距離から当てると、ホコリを奥に押し込んだり、部品を傷めたりするおそれがありますので、取扱説明書でご確認ください。キーを外して掃除する場合は、紛失や破損に注意が必要です。また、液体をこぼしてしまったときは、すぐに電源を切り、ACアダプターやバッテリーを外して、よく乾かしてからご相談ください。ドライヤーなどで急いで乾かすのは、避けてください。
本体のお手入れ②:通気口・ファンのホコリと、置き場所の見直し
画面やキーボード以上に、パソコンの調子に影響しやすいのが、「通気口」のホコリです。パソコンは、内部の熱を逃がすために、空気を取り込んだり、排出したりする穴(通気口)があります。ここにホコリがたまると、熱がこもって、動作が重くなったり、ファンの音が大きくなったり、ひどい場合は、突然電源が切れてしまったりすることがあります。実際に、冷却ファンの故障が原因で、電源が落ちてしまった例は、電源が突然切れる…冷却ファン故障|都城市乙房町でご紹介しています。
ご自身でできる範囲のお手入れは、通気口の外側に付いたホコリを、乾いた布や、柔らかいブラシで取り除くことです。ノートパソコンの場合は、底面や側面、背面に、通気口があることが多いので、ふさいでいないか確認しましょう。デスクトップパソコンの場合は、本体の前面や背面にある吸気口・排気口のホコリを、取り除きます。なお、パソコンの内部をのぞいたり、カバーを外したりして掃除することは、保証の対象外になる場合や、静電気で部品を壊してしまうおそれがあるため、おすすめしません。「ファンの音が気になる」「ホコリがひどくて、中までたまっていそう」というときは、無理をせず、ご相談ください。
あわせて、パソコンの置き場所も見直しましょう。布団の上や、ソファの上、本の山の上などに置いて使うと、通気口をふさいでしまい、熱がこもりやすくなります。また、冬場は、暖房器具の近くや、ホコリが舞いやすい場所に置いていないかも、確認してみてください。ケーブルが絡まっていたり、ほこりをかぶっていたりしたら、このタイミングで整理しておくと、見た目もすっきりします。もし、バッテリーが膨らんでいる、焦げたようなにおいがするなどの異常を見つけた場合は、すぐに使用をやめて、ご相談ください。
掃除のあとに:古いパソコンの整理と、年末までにやっておきたいこと
大掃除の最後に、年末までにやっておきたいことをまとめます。まず、パソコンの更新の状況を確認しておきましょう。Windowsの更新が残っていると、年末年始に、思わぬタイミングで再起動が必要になることがあります。時間に余裕のあるうちに、済ませておくと安心です。次に、掃除の途中で見つかった、使っていない古いパソコンや周辺機器の行き先を考えます。何台もある場合の整理の進め方は、古いパソコンを何台も持て余している方へ。まとめて整理するにはで解説しています。
パソコンサポーターゼットは、都城市山田町にある、パソコン修理・販売・サポートの店舗です。大掃除をしても調子が戻らない場合や、掃除の途中で気になる症状が見つかった場合など、状態を拝見したうえで、ご案内しています。都城やその周辺で、ご自宅に伺ってのご相談をご希望の場合は、出張訪問エリア・料金一覧をご確認のうえ、お問い合わせください。診断・お見積りは無料です。
▶ あわせて読みたい記事
▶ OneDriveの同期設定を使いこなす。同期するフォルダを選ぶ方法――整理した写真や書類を、クラウドにも預けておきたい方はこちら。
▶ 都城市でパソコンを処分・譲渡する前に、データ消去はどうすればいい?――使わなくなったパソコンを手放すときの、データ消去の基本です。
▶ 年末商戦でパソコンを買う前に。後悔しない選び方と買い時――掃除をしても調子が戻らず、買い替えを考えはじめた方へ。
▶ そのパソコン、まだ使えます?買い替えのタイミングを見極める7つの目安――まだ使えるのか、買い替え時なのかの判断材料です。
よくあるご質問
Q1. パソコンの大掃除は、どのくらいの頻度で行えばよいですか?
A1. 目安として、年に1〜2回、年末や年度末など、区切りのよい時期に行うのがおすすめです。ホコリの多い環境では、通気口の外側を、もう少しこまめに確認するとよいでしょう。
Q2. ファイルを整理する前に、何を準備すればよいですか?
A2. まず、大切なデータのバックアップを取ってください。外付けのハードディスクやクラウドストレージ、ファイル履歴などが使えます。
Q3. ごみ箱を空にすると、データは完全に消えてしまいますか?
A3. ごみ箱を空にすると、通常の操作では戻せなくなります。空にする前に、中身を一度確認しましょう。
Q4. 画面は、アルコールで拭いてもよいですか?
A4. 使えるものは、メーカーや機種によって異なります。取扱説明書で確認し、迷ったときは、乾いた柔らかい布でやさしく拭くのが無難です。画面に液体を直接かけるのは避けてください。
Q5. 掃除機で、パソコンのホコリを吸ってもよいですか?
A5. 静電気による部品の故障や、ファンの損傷のおそれがあるため、メーカーによっては推奨されていません。外側のホコリは、乾いた布や柔らかいブラシで取り除くのが安心です。
Q6. パソコンの中まで、掃除してもらえますか?
A6. パソコンの状態を拝見したうえで、ご案内します。内部の清掃は、機種によって難易度が異なりますので、まずはご相談ください。
Q7. ファンの音が大きくなりました。ホコリが原因ですか?
A7. ホコリが原因のことも多いですが、ファンの劣化や故障の可能性もあります。放置すると、突然電源が落ちることもあるため、早めにご相談ください。
Q8. 相談だけでも大丈夫ですか?
A8. はい、大丈夫です。診断・お見積りは無料ですので、「これくらいのことで聞いてもいいのか」と迷わず、お気軽にお電話ください。
パソコンの大掃除は、データの整理と、本体のお手入れの両方をそろえることで、はじめて効果が出ます。年末の慌ただしくなる前に、できるところから、少しずつ始めてみてください。それでも、動作の重さやファンの音が気になるときや、整理の仕方に迷うときは、都城市のパソコンサポーターゼットが、状態を拝見したうえでご案内します。まずはお気軽にお電話ください。









