都城のパソコンサポート専門店パソコンサポーターゼットこんにちわ、パソコン快適生活応援団の応援団長です。
昨日、都城市では久々に雨が降り、風もありましたので涼しく過ごすことができたのではないでしょうか。体感温度が全然違いますよね。さて、今日もがんばっていきましょう。


メーカー:Panasonic
機種/型番:CF-S9(CF-S9LWGJDS)

パソコンが起動しなくなったのでリカバリをしてほしいとのことで持ち込みご来店下さいました。パソコンが起動しない原因がハードディスクの損傷によるものなのか、またはWindowsシステム上のトラブルなのかをお客様にお話しさせて頂き一旦、預かり診断をさせて頂くことになりました。

電源投入後、Panasonicのロゴマークが表示された後、ネットワークブートで起動しようとしています。あれ、と思いながらBIOSの設定を確認すると優先順位はハードディスクが先にきております。しばらくすると電源がプツンと切れてしまい再度、電源を入れてみますが、数秒で電源がきれます。

この時点で分かったことは、

  • HDDブートしない
  • 電源が数秒で切れる

原因を一つ一つ調べていきます。

まずは、電源がすぐに切れる要因としてCPUの温度が高温になると自動的に電源が切れるように設計されているので、長年使用しているとFANにホコリが詰まってしまって放熱効果が弱まる可能性があります。パソコンに扇風機で強風をあてながら「Memtest86+」でCPU温度を測定してみると100°Cを超えていることが判明。このまま使用すると間違いなくCPUが逝ってしまいます。

分解して内部を確認してみると案の定、ワタ埃がぎっしりでした。内部清掃やCPUグリス等を行ない組み立てていきます。(途中の写真を撮るのを忘れていました。以下は清掃後の組み立て途中の写真です)

CF-S9 FANクリーニング

その後、電源が切れるという症状はなくなったので、次のHDDブートをしない原因を探ってみます。BIOSでハードディスク情報を確認すると何と「Empty」!!。BIOS上からハードディスクが認識されておりませんでした。

CF-S9 BIOS ハードディスクを認識しない

一旦、ACアダプタとバッテリーを外し再確認してみるとうまく認識をしたので、この状態でWindowsを起動してみると、立ち上がってきました。が、砂時計のままHDDアクセスランプがつきっぱなしの状態です。ひょっとするとハードディスクに障害が発生しているのではと思い、HDD診断ツールで調べると代替処理保留中のセクタ数、回復不可能セクタ数でエラーがでました。

CF-S9 HDDのアクセスランプつきっぱなし

データが読めるうちにハードディスクを丸ごとバックアップしますが、損傷がひどく丸4日かかってようやく取り出すことに成功しました。取り出したイメージデータを検証用のハードディスクに復元を行ない起動をかけてみると、またまたネットワークブートになっておりBIOSで再確認するとハードディスク情報が「Empty」に!?。ひょっとしてマザーボードも故障してるのでは??(試しにACアダプタ、バッテリーを抜き差ししたところ認識しました)

CF-S9 HDD損傷 バックアップ

お客様にHDD不良及びマザーボード故障の可能性をお伝えしたところ、修理を諦めてCF-S9と同等ぐらいの性能でインターネット、画像編集などができる中古PCを探してもらえませんかとのことでしたので、5機種をご案内させて頂き、その中のTOSHIBA DYNABOOK Satellite B551/Eをご購入されました。

インターネットやプリンタの設定はご自分でされるとのことでしたので、動作確認のみを行なって引き渡し、完了となりました。ありがとうございました。

TOSHIBA DYNABOOK Satellite B551/E

TOSHIBA DYNABOOK Satellite B551/E

CPU Core i5_2450M(2.50GHz)
メモリ 4GB
HDD 250GB
ドライブ DVDスーパーマルチ
モニタ 15.6ワイド(1366×768)
通信 LAN(1000BASE)/W-LAN(b,g,n)
OS Windows7 Pro(64bit)

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