既定のアプリの変え方。違うアプリで開くときの対処

「写真のファイルをダブルクリックしたら、見慣れない別のアプリが開いた」「PDFを開くと、いつも使いたいものとは違うソフトが立ち上がる」。このようなお困りごとは、パソコンを使っていると、一度は出会うものです。
実は、これは故障ではありません。ファイルを開くアプリは、パソコンが「このファイルは、このアプリで開く」と覚えている設定によって決まっています。この設定を、「既定のアプリ」と呼びます。この記事では、既定のアプリとは何か、思いどおりのアプリで開くように変える方法を、順にご紹介します。
なお、ファイルの種類を見分けるときに出てくる「拡張子」については、拡張子って何?表示設定と見分け方の基本で、別にご紹介しています。
「既定のアプリ」とは、どんな設定なのか
パソコンの中のファイルには、「ファイルの種類」があります。たとえば、写真ならJPG、書類ならPDFやWord、表ならExcelといった具合です。ファイルの名前の最後にある「.jpg」「.pdf」のような部分が、種類を表す「拡張子」です。
そして、ファイルの種類ごとに、「ダブルクリックしたら、このアプリで開く」という組み合わせが、パソコンに登録されています。この組み合わせが、既定のアプリです。たとえるなら、宛名の書かれた封筒を、種類ごとに決まった担当者へ渡す仕組みのようなものです。写真の封筒は写真担当へ、PDFの封筒はPDF担当へ、という具合です。
新しいアプリをインストールしたときや、ブラウザーなどのソフトを使っているときに、この組み合わせが書き換わってしまうことがあります。そのため、「昨日までは違うアプリで開いていたのに」ということが起きます。新しいアプリを入れる手順は、アプリのインストールとアンインストール、初めての基本でご紹介しています。
こんなお困りごとはありませんか
次のような状態は、既定のアプリを見直すと、解決することがあります。
- 写真をダブルクリックすると、使い慣れていない別のアプリで開く。
- PDFをダブルクリックすると、ブラウザーなど、思っていたものとは違うソフトで開く。
- ファイルを開こうとすると、「どのアプリで開きますか」と毎回聞かれる。
- 新しいアプリを入れてから、ファイルを開くアプリが変わってしまった。
- ファイルを、使いたいアプリで開きたいのに、毎回、「プログラムから開く」で選ぶのが面倒。
- ほかの人のパソコンでは開けるのに、自分のパソコンでは、開かない。
なお、「ファイルが開かない」原因には、ほかにも、ファイルが壊れている、対応するアプリが入っていない、といったこともあります。ここでご紹介するのは、「開くアプリが思ったものと違う」ときの対処です。
変更する前に、確認しておくこと
変更の前に、次の3つを、確認しておくと安心です。
- ファイルの種類(拡張子)を、確認する。ファイルを右クリックして[プロパティ]を開き、[全般]タブの「ファイルの種類」で確認できます。確認したら、[キャンセル]で閉じます。拡張子の表示のさせ方は、拡張子って何?表示設定と見分け方の基本をご覧ください。
- 開きたいアプリが、パソコンに入っているかを、確認する。入っていないアプリは、選べません。お使いのアプリが入っていないときは、先にインストールします。
- そのファイルに、対応しているアプリを選ぶ。富士通のサポート情報にも、ファイルに対応していないアプリに変更すると、ファイルが開けなくなる可能性があると、注意されています。たとえば、写真のファイルを、表計算のアプリに変更しても、開けません。
なお、見覚えのないファイルや、メールに添付されていたファイルは、開く前に、よく確認してください。偽の警告については、「サポート詐欺」に注意!偽のウイルス警告が出たときの正しい対処法をご覧ください。
方法① ファイルを右クリックして変える
いちばん手軽なのは、ファイルを右クリックして変える方法です。Windows 11での手順を、ご紹介します。お使いのバージョンによって、表示が異なることがあります。
- 変更したい種類のファイル(たとえば、写真のJPGファイル)を、右クリックします。
- [プログラムから開く]を選び、[別のプログラムを選択]をクリックします。
- 「アプリを選択して、〇〇を開く」という画面が出るので、一覧から、開きたいアプリをクリックします。
- 一覧に、開きたいアプリがないときは、[PCでアプリを選択する]をクリックして、アプリを探します。
- [常に使う]ボタンをクリックします。
- アプリをいったん閉じて、同じ種類のファイルをダブルクリックし、選んだアプリで開くかを確認します。
手順5で[常に使う]を選ぶと、同じ種類のファイルは、これからも、そのアプリで開くようになります。たとえば、JPGの写真を見るアプリを変えたときは、ほかのJPGの写真も、同じアプリで開くようになります。1つのファイルだけでなく、同じ種類のファイルすべてに反映されると覚えておくと、迷いません。右クリックのメニューについては、右クリックって結局何に使うの?地味だけど便利なマウス操作集もご参考ください。
「手順どおりにやってみたけれど、うまくいかない」という方へ
画面の表示や、お使いのアプリの状態を見ながら、一緒に確認します。当店では、パソコンの操作を、順を追ってご説明する「パソコン操作説明」も、承っています。詳しくは、パソコン修理・サポートのページをご覧ください。
方法② 「設定」から、まとめて見直す
ファイルの種類がたくさんあるときや、いろいろな種類を、まとめて見直したいときは、「設定」の「既定のアプリ」から変える方法があります。
ファイルの種類ごとに変える
- [スタート]ボタンから、[設定]を開き、[アプリ]をクリックします。
- [既定のアプリ]を選びます。
- 画面を下へスクロールして、[ファイルの種類で既定値を選択する]をクリックします。
- 変更したい拡張子(たとえば、「.jpg」)を探して、右側に表示されているアプリをクリックします。拡張子の入力で、検索することもできます。
- 使いたいアプリを選んで、[既定値を設定する]をクリックします。
- 設定を閉じて、ファイルをダブルクリックし、思ったアプリで開くかを確認します。
アプリごとに変える
「このアプリで、開けるものを増やしたい」という場合は、アプリごとに変える方法もあります。[既定のアプリ]の一覧から、変更したいアプリをクリックして、そのアプリで開けるファイルの種類の中から、変更したい種類を選びます。ただし、一覧に出てこないアプリは、この方法では変えられません。その場合は、方法①をお試しください。
操作画面の名前や、項目の並びは、Windowsのバージョンによって異なります。見つからないときは、画面上部の検索欄で、「既定のアプリ」と入力して探してみてください。
変えたのに、うまくいかないとき・元に戻したいとき
変更しても、思ったとおりにならないことがあります。次のような点を、確認してみてください。
- 対応していないアプリを選んでいないか。ファイルが開けなくなる原因になります。選び直せば、戻せます。
- アプリが、一覧に出てこない。アプリが入っていない可能性があります。Microsoft Storeのアプリなどは、Storeからインストールする必要があることがあります。
- 設定したのに、ブラウザーなど、別のソフトで開く。ファイルを開く場所(メールの添付、ブラウザーのダウンロード一覧など)によって、動きが違う場合があります。PDFについては、PDFファイルが開いてもプレビューが表示されない…その原因と対処法もご覧ください。
- ダブルクリックしても開かないデータがある。ファイルの種類によっては、既定のアプリを関連付けても、ダブルクリックだけでは開けないものがあります。たとえば、Outlookのデータファイル(.pst)は、Outlook側から操作する必要があると、富士通のサポート情報で案内されています。
- 元の設定に、戻したい。もとのアプリを、あらためて選んで、[常に使う]または[既定値を設定する]を選べば、戻せます。
「どのアプリが、もとの設定だったか分からない」という場合は、その種類のファイルを使うアプリを、あらためて選んでください。パソコンの設定を、むやみに、たくさん変えてしまうと、元の状態が分からなくなります。迷ったときは、ご相談ください。
よくある場面別、アプリの選び方
どのアプリを選ぶとよいかは、使い方によって異なります。よくある場面を、ご紹介します。
- PDF…ブラウザーで開くか、PDFを読むための専用のアプリで開くかを選べます。普段、見るだけなら、ブラウザーでも十分です。ブラウザーについては、ブラウザって何?ホームページを見るための基本操作ガイドをご覧ください。
- 写真(JPG・PNGなど)…写真を見るためのアプリが、いくつか入っています。見るだけのときと、明るさなどを直したいときで、使い分けられます。
- Word・Excelのファイル…WordやExcelが入っていないパソコンでは、別のソフトで開いて、表示が崩れることがあります。
- 文字だけのファイル(.txt)…メモ帳など、簡単なアプリで開けます。
迷ったときは、「いま使っているアプリで、困っていないか」を目安にしてください。困っていなければ、無理に変える必要はありません。困っているときだけ、その種類のファイルに限って、見直すのがおすすめです。
ダウンロードしたファイルを開くときの注意点は、ダウンロードしたファイルが見つからない。保存場所と探し方でもご紹介しています。
▶ あわせて読みたい記事
▶ 拡張子って何?表示設定と見分け方の基本
ファイルの種類を表す、拡張子の見分け方が分かります。
▶ PDFファイルが開いてもプレビューが表示されない…その原因と対処法
PDFが、思ったように表示されないときの対処が分かります。
▶ ダウンロードしたファイルが見つからない。保存場所と探し方
ダウンロードしたファイルの探し方と、保存先の変え方が分かります。
▶ アプリのインストールとアンインストール、初めての基本
アプリを入れる手順と、消すときの注意点が分かります。
設定を変えるときの注意点
既定のアプリは、パソコンの動きに関わる設定です。次の点に、ご注意ください。
- むやみに、たくさんの種類を変えない。変えた種類が分からなくなると、元に戻せなくなります。
- 見覚えのないアプリを、選ばない。ネットで見つけた、聞いたことのないアプリを入れて、既定のアプリにすることは、避けてください。
- 「.exe」などの、実行ファイルは、特に慎重に。内容の分からないファイルは、開かないでください。
- 画面の指示に、従いすぎない。「このアプリで開くには、ソフトのインストールが必要です」という表示の中には、偽物のこともあります。警告メールの見分け方は、「ウイルス感染」の警告メールは偽物?見分け方と対処をご覧ください。
- 会社のパソコンは、管理者に確認する。会社が管理しているパソコンでは、設定を変えられないことがあります。
設定の変更に自信がないときや、変更してもうまくいかないときは、無理をせず、ご相談ください。お伺いしての作業をご希望の場合は、出張料金のご案内もあわせてご覧ください。
よくあるご質問
Q. 既定のアプリとは、何ですか?
ファイルをダブルクリックしたときに、自動で開くアプリのことです。ファイルの種類(拡張子)ごとに、パソコンに登録されています。
Q. なぜ、急に違うアプリで開くようになったのですか?
新しいアプリを入れたときなどに、ファイルの種類とアプリの組み合わせが、書き換わることがあります。故障ではありませんので、設定を見直せば、戻せます。
Q. 一度だけ、別のアプリで開きたいときは、どうしますか?
ファイルを右クリックして、[プログラムから開く]から、開きたいアプリを選びます。この方法では、[常に使う]を選ばなければ、既定のアプリは変わりません。
Q. 変更したファイルの種類を、元に戻せますか?
戻せます。同じ手順で、もとのアプリを選び直して、[常に使う]または[既定値を設定する]を選びます。
Q. 一覧に、使いたいアプリが出てきません。
アプリが、パソコンに入っていない可能性があります。入っていないときは、インストールが必要です。入っているのに出てこないときは、[PCでアプリを選択する]から、探してみてください。
Q. PDFを、いつもブラウザーで開いてしまいます。
PDFの既定のアプリが、ブラウザーになっている可能性があります。PDFを開きたいアプリに、変更できます。見るだけなら、ブラウザーでも問題ありません。PDFの表示のトラブルは、PDFファイルが開いてもプレビューが表示されない…その原因と対処法をご覧ください。
Q. 設定したのに、変わりません。
対応していないアプリを選んでいないか、ファイルの種類が合っているかを、確認してみてください。それでも変わらないときは、画面の様子を、お知らせください。
Q. 自分で設定するのが不安です。
無理に、ご自身で変えなくても大丈夫です。当店では、パソコンの操作をご説明する「パソコン操作説明」も承っています。詳しくは、パソコンサポート料金表をご覧ください。
ファイルを開くアプリは、一度分かってしまえば、自分で、思いどおりに変えられます。都城市のパソコンサポーターゼットでは、パソコンの基本操作のご相談を承っています。都城周辺で、「ファイルが思ったアプリで開かない」など、お困りでしたら、どうぞお気軽に、パソコン修理・サポートのページから、ご相談ください。
都城市・三股町・曽於市・小林市・えびの市・志布志市・串間市など近隣で、パソコンのことでお困りの方へ
ご自身での対処が難しいときは、無理に操作を進めずご相談ください。出張・持込のどちらにも対応しています。診断・お見積りは無料です。
営業時間 9:00~18:00[不定休](日曜は事前予約の出張訪問のみ)









