架空請求・悪質広告の画面削除、消えないときの対処

架空請求や悪質広告の画面を削除する作業について、都城市のパソコンサポーターゼットが解説します。画面が出たときの「連絡しない、支払わない」の基本、閉じられないときの終了方法、何度も出てくる原因(通知・拡張機能・設定)、削除作業の流れと、削除のあとの注意点、ご相談の前に知っておきたいことをご紹介します。

「突然、『登録完了』『料金のお支払いが必要です』という画面が出て、消えなくなった」「広告のポップアップが、何度閉じても出てくる」「画面の電話番号に連絡してよいのか分からない」。そんなご相談を、都城市のパソコンサポーターゼットでも、お受けすることがあります。こうした画面は、見た目が本物の請求のようで、驚いて、あわててしまう方が少なくありません。

当店では、「架空請求・悪質広告削除」として、架空請求画面や詐欺広告などの、悪意のあるプログラムを削除・駆除する作業を承っています。この記事では、そうした画面が出たときに、まず何をすればよいのか、削除の作業ではどんなことをするのか、削除のあとに気をつけたいことを、順にご紹介します。

「架空請求」や「悪質広告」の画面とは

「架空請求」は、実際には利用していないサービスの料金を、請求されているように見せかける手口です。パソコンの画面に出るものでは、「ワンクリック請求」や「ワンクリック詐欺」と呼ばれるものが、代表的です。IPA(情報処理推進機構)の注意喚起でも、アダルト系や出会い系のサイトなどで動画や写真を見ようとしたときに、高額な代金やキャンセル料を請求する画面が出る手口として紹介されています。

一方、「悪質広告」は、詐欺や、不要なソフトのインストールへ誘導するような、広告やポップアップです。画面に出るものには、次のようなタイプがあります。

  • 請求画面…「有料会員登録完了」「料金をお支払いください」などと表示して、連絡や支払いを急がせます。
  • 偽のウイルス警告…「ウイルスに感染しました」と表示して、電話をかけさせたり、ソフトを入れさせたりします。
  • 広告のポップアップや、新しいタブ…閉じても繰り返し表示されます。
  • ブラウザーの通知…ホームページを見ていないときにも、広告のような通知が、画面に出てきます。

これらは、見た目は似ていても、出てくる仕組みは、さまざまです。ブラウザーで開いているだけのページのこともあれば、パソコンに入ってしまったプログラムが原因のこともあります。偽のウイルス警告の対処は、「サポート詐欺」に注意!偽のウイルス警告が出たときの正しい対処法でも、ご紹介しています。

こんな画面が出たら、ご相談ください

次のような状態のときは、ご相談ください。

  • 「登録完了」「料金をお支払いください」などの請求の画面が、閉じても何度も出てくる。
  • 請求画面の電話番号やメールアドレスに、連絡するよう促されている。
  • 広告のポップアップや、新しいタブが、繰り返し開く。
  • ホームページや、検索の画面が、いつの間にか変わっている。
  • 入れた覚えのない拡張機能や、ソフトが増えている。
  • 削除したはずの拡張機能や、ツールバーが、また出てくる。
  • ホームページを見ていないのに、広告のような通知が、画面に出てくる。
  • 「ウイルスに感染しました」という画面が出て、電話をかけたり、ソフトを入れたりしてしまった。

なお、Googleのヘルプでは、ポップアップ広告や新しいタブが繰り返し表示される、ホームページや検索エンジンが許可なく変わる、削除した拡張機能やツールバーが再び現れる、ウイルス感染の警告が表示される、といった状態が、望ましくない広告やマルウェアの兆候として挙げられています。いずれも、放置せず、早めに確認したい状態です。

ご自宅のパソコンも、お仕事で使っているパソコンも、ご相談ください。画面の内容が恥ずかしい、人に言いづらい、というお気持ちになることもあるかもしれません。画面の内容は、詳しくお話しいただかなくても構いません。「請求のような画面が出た」とだけお伝えいただければ、確認を進めます。

まず落ち着いて、やっておきたいこと

画面に驚いて、連絡や支払いをしてしまう前に、次のことを思い出してください。

  1. 連絡しない、支払わない。IPAの注意喚起では、画面に表示された電話やメールに連絡すると、本当の個人情報を相手に渡すことになり、しつこい請求につながると説明されています。請求の狙いは、連絡させて支払わせることです。
  2. 画面の情報を、気にしすぎない。画面に表示された、IPアドレスや、端末の名前、日時などの情報は、通信に必要な情報にすぎず、それだけで個人を特定することはできないと、IPAは説明しています。
  3. ブラウザーを閉じる。通常は、ブラウザーを閉じるだけで、画面は消えます。
  4. 閉じられない場合は、決まった方法で終了する。パソコンでは、[Alt]+[F4]を押し、「ページを移動しますか」などと出たら、移動する側を選びます。それでも閉じられない場合は、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]、または[Ctrl]+[Shift]+[Esc]で、タスクマネージャーを開き、ブラウザーを選んで「タスクの終了」を押します。
  5. 再起動のあとの、「復元」に注意する。ブラウザーを開き直したときに、ページの復元を促す表示が出ることがあります。「復元」を押すと、同じ画面がまた表示されるため、閉じてください。

これらは、IPAの「ワンクリック請求の手口に引き続き注意」で案内されている内容です。スマートフォンの場合は、タブ選択のアイコンを長押しして、「タブを閉じる」を選ぶ方法も紹介されています。画面が消えたことは、解決の第一歩ですが、原因が残っていると、また出てくることがあります。そのときは、次の章以降をご覧ください。

画面が何度も出てくる、主な原因

閉じても、何度も画面が出てくるときは、原因が、パソコンの中に残っている可能性があります。主な原因を、整理します。

ブラウザーの通知を、許可してしまっている

ホームページを開いたときに、「通知を許可しますか」と表示されて、許可してしまうと、そのサイトから、通知が届くようになります。Googleのヘルプでは、Chromeのパソコン版では、「プライバシーとセキュリティ」の「サイトの設定」にある「通知」から、通知を送ってよいサイトと、送らせないサイトを管理できると案内されています。お使いのブラウザーによって、画面の名称や手順は異なります。

不要な拡張機能や、プログラムが入っている

ブラウザーに追加した「拡張機能」や、パソコンにいつの間にか入っていたプログラムが、広告を出していることがあります。Googleのヘルプでは、望ましくないプログラムは、Windowsの[設定]の[アプリ]から、アンインストールする方法が案内されています。ただ、見慣れない名前のものが、本当に不要なのか、判断がつきにくいこともあります。アプリの入れ方や消し方の基本は、アプリのインストールとアンインストール、初めての基本をご覧ください。

ブラウザーの設定が、書き換えられている

ホームページや検索の画面が、いつの間にか変わっている場合は、ブラウザーの設定が書き換えられているかもしれません。Googleのヘルプでは、Chromeは、起動時に重要な設定を確認して、安全な既定値に戻す仕組みがあること、手動では、設定の「設定のリセット」から元に戻せることが案内されています。リセットをすると、拡張機能が無効になることがあるため、信頼できるものだけを有効にするようにと、書かれています。

すでに、パソコンが感染している

場合によっては、広告や請求の画面が、すでにパソコンに入り込んだ、ウイルスやスパイウェアによるもののこともあります。その場合は、画面を削除しても、原因が残っていることになります。感染の有無を調べる作業はウイルス・スパイウェア感染診断でわかること、わからないことで、取り除く作業はウイルス・スパイウェアの駆除作業の流れ。再発防止まででご紹介しています。

「この画面、消してもいいのか分からない」という方へ

請求のような画面や、止まらない広告は、不安なものです。画面の内容は、詳しくお話しいただかなくても構いません。状況を伺いながら、画面が出てくる原因を、一緒に確認します。詳しくは、パソコン修理・サポートのページをご覧ください。

作業のご紹介① 削除作業の流れ

架空請求・悪質広告の画面を削除する作業は、おおよそ次のような流れで進めます。パソコンの状態や、画面の出方によって、順序や内容は変わります。

  1. お問い合わせ…どんな画面が、いつから、どんなときに出るのかを伺います。
  2. 状況の確認…画面が出る条件、使っているブラウザー、入れた覚えのないソフトの有無などを確認します。
  3. 原因の特定…ブラウザーの通知、拡張機能、プログラム、設定のどこに原因があるかを調べます。
  4. 削除の実施…原因となっているものを、取り除いたり、元の設定に戻したりします。
  5. 再発の確認…削除のあとに、同じ画面が出てこないかを確認します。
  6. ご説明と、今後のご案内…何が原因で、何を行ったかをお伝えし、気をつけたいことをご案内します。

なお、調べた結果、パソコンにウイルスやスパイウェアが見つかった場合は、別の作業になっている、感染診断や駆除のご案内をする場合があります。その場合は、内容をご説明したうえで、進め方を決めていきます。

作業のご紹介② 通知・拡張機能・設定の確認

削除の作業では、画面を出している原因を、一つずつ確認します。ご参考までに、ご自身でも確認できる、一般的な項目を紹介します。お使いのブラウザーによって、手順や名称は異なります。

  • 通知の許可を確認する。Chromeでは、[設定]の[プライバシーとセキュリティ]の[サイトの設定]で、[通知]を開き、心当たりのないサイトを、通知を送らせないサイトに入れる方法が案内されています。
  • ポップアップのブロックを確認する。Chromeでは、「ポップアップとリダイレクト」の設定で、サイトをブロックに指定できます。
  • 拡張機能を見直す。見覚えのないものや、使っていないものは、無効にしたり、削除したりします。
  • 入れた覚えのないソフトを確認する。[設定]の[アプリ]の一覧から、見慣れないソフトを探します。ただし、必要なソフトを消してしまうと、困ることもあるため、判断がつかないときは、そのままにしてご相談ください。
  • ブラウザーの設定を確認する。ホームページや検索の設定が変わっていないかを確認します。

ここで、ご注意いただきたいのは、「ネットで見つけた駆除ツールを、むやみに入れない」ことです。偽のセキュリティソフトが、本物のように見せかけて配布されていることがあります。Microsoftのサポート情報でも、ウイルス対策ソフトは、正規のものかを確認してから入れるよう案内されています。画面に出た広告から、ソフトをダウンロードするのは、避けてください。

ブラウザーの基本については、ブラウザって何?ホームページを見るための基本操作ガイドをご覧ください。

作業のご紹介③ 削除のあとに、しておきたいこと

画面が出なくなったあとも、次のことを確認しておくと、再発を防ぎやすくなります。

なお、同じ画面が、何度も出てくる場合や、すでにお金を支払ってしまった場合は、ご自身で対処を続けず、ご相談ください。支払ってしまった場合の連絡先は、次の章でご紹介します。

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ご依頼の前に知っておきたい注意点

架空請求の画面で、いちばん大切なのは、あわてて連絡や支払いをしないことです。そのうえで、次の点にご注意ください。

  • 画面の電話番号やメールアドレスに、連絡しない。連絡してしまった場合は、着信拒否や受信拒否の設定をおすすめします。
  • 画面が消えないことを理由に、支払わない。画面が消えないことと、支払う義務とは、関係がありません。千葉市の消費生活センターの案内でも、画面が消えないことを理由に、振り込んだり連絡したりしないよう、呼びかけられています。
  • お金を支払ってしまった場合は、すぐに連絡する。カード会社などへ連絡し、最寄りの警察署に相談してください。契約や支払いに不安がある場合は、お住まいの消費生活センターにも相談できます。消費者ホットライン「188」にかけると、郵便番号などの入力で、お住まいの地域の消費生活相談窓口につながると、消費者庁のページで案内されています。
  • 遠隔操作のソフトを入れてしまった場合は、ネットワークを切る。警察庁の案内でも、遠隔操作のソフトを入れてしまった場合は、ネットワークの切断が案内されています。
  • 自分で、あれこれ消さない。必要なソフトを消してしまうと、別の不具合につながることがあります。
  • 画面の写真を残す。画面の内容を、スマートフォンで撮影しておくと、原因の確認や、相談の際に役立ちます。

請求の画面そのものは、パソコンを直しても、相手の手口がなくなるわけではありません。削除の作業は、パソコンの中の原因を取り除くものであり、請求や、詐欺そのものへの対応(返金や、相手との交渉など)はできません。法的な相談が必要な場合は、消費生活センターなどの窓口をご案内します。

お伺いしての作業をご希望の場合は、出張料金のご案内もあわせてご覧ください。

よくあるご質問

Q. 架空請求の画面が出ました。画面の電話番号に連絡したほうがいいですか?

いいえ、連絡しないでください。IPAの注意喚起では、画面に表示された電話やメールに連絡すると、本当の個人情報を相手に渡すことになり、しつこい請求につながると説明されています。不安なときは、画面を閉じて、ご相談ください。

Q. 画面に表示された、IPアドレスなどで、個人が特定されていませんか?

IPAは、画面に表示される、IPアドレスや端末、ブラウザーの名称、プロバイダーの情報などは、通信に必要な情報にすぎず、それだけで個人を特定することはできないと説明しています。落ち着いて、連絡や支払いはせずに、画面を閉じてください。

Q. 画面が閉じられません。どうすればいいですか?

IPAの注意喚起では、パソコンでは、[Alt]+[F4]を押し、確認が出たら、移動する側を選ぶ方法が紹介されています。それでも閉じられない場合は、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]、または[Ctrl]+[Shift]+[Esc]でタスクマネージャーを開き、ブラウザーを選んで「タスクの終了」を押します。操作に自信がないときは、無理をせずにご相談ください。

Q. 画面を閉じたのに、また同じ画面が出てきます。

ブラウザーの通知、拡張機能、プログラム、ブラウザーの設定などが原因のことがあります。閉じるだけでは、原因が残っている場合があります。画面が出る条件を伺いながら、原因を確認します。詳しくは、この記事の「画面が何度も出てくる、主な原因」をご覧ください。

Q. すでに、お金を支払ってしまいました。

まずは、カード会社などへ連絡し、最寄りの警察署にご相談ください。契約や支払いに不安がある場合は、消費者ホットライン「188」から、お住まいの地域の消費生活相談窓口をご案内してもらえます。当店では、パソコンの中の原因を取り除く作業はできますが、返金や、相手との交渉は、お受けできません。

Q. 感染診断や、駆除とは、何が違うのですか?

当店では、「ウイルス・スパイウェア感染診断」「ウイルス・スパイウェア駆除」「架空請求・悪質広告削除」は、それぞれ別の作業です。画面が出ているだけなのか、パソコンがウイルスなどに感染しているのかは、状況を確認してから、必要な作業をご案内します。詳しくは、ウイルス・スパイウェア感染診断でわかること、わからないことと、ウイルス・スパイウェアの駆除作業の流れ。再発防止までをご覧ください。

Q. スマートフォンの画面に出た請求も、相談できますか?

当店では、主にパソコンのご相談を承っています。スマートフォンの画面に出た場合も、画面を閉じる方法や、連絡しない・支払わないという基本は同じです。IPAの注意喚起では、スマートフォンの画面を閉じる方法も紹介されています。対応できる範囲は、状況を伺ったうえで、ご案内します。

Q. 料金や、伺う場合の流れは、どうなりますか?

「架空請求・悪質広告削除」として、架空請求画面や詐欺広告などの、悪意のあるプログラムを削除・駆除する作業を承っています。詳しくは、パソコンサポート料金表をご覧ください。お伺いする場合の出張料金は、出張料金のご案内でご確認いただけます。店舗にお持ち込みいただく場合も含めて、まずはお問い合わせください。

架空請求や悪質広告の画面が出たときは、「連絡しない、支払わない、あわてない」が基本です。そのうえで、画面を閉じる方法を知っておくこと、同じ画面が出てくるときは、原因を一つずつ確認することが大切です。都城市のパソコンサポーターゼットでは、請求のような画面や、止まらない広告にお困りの方のご相談を、承っています。都城周辺で、お困りでしたら、どうぞお気軽に、パソコン修理・サポートのページから、ご相談ください。

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