ブラックフライデーでパソコンを買う前に確認したいこと

11月になると、お店の広告やネット通販のトップページに、「ブラックフライデー」の文字が並び始めます。2026年は、11月27日(金)が目安です。続く11月30日(月)ごろには、「サイバーマンデー」と呼ばれるセールもあります。パソコンの買い替えを考えている方にとっては、気になる時期です。
ただ、セールの日は、「安い」という言葉に気持ちが動きやすく、あとから「構成が合わなかった」「思ったより安くなかった」と気づく方も、少なくありません。この記事では、セールで買う前に、落ち着いて確認しておきたいことを、順にご紹介します。
パソコンの選び方や、買い時の全体像は、年末商戦でパソコンを買う前に。後悔しない選び方と買い時でご紹介しています。この記事は、セールの当日に失敗しないための「確認のポイント」を中心にまとめています。
まず、「何に困っているか」を整理する
セールの広告を見ると、「今買わないと損をする」ような気持ちになりがちです。最初に、いまのパソコンの何に困っているのかを、整理しておきます。
- 動作が遅い、よく固まる。メモリやSSDの交換で、改善できることもあります。
- Windowsのサポートが気になる。Windows 10のサポートは、2025年10月14日に終了しました。Windows 10のままお使いの場合は、早めの買い替えや、対策の検討が必要です。
- 画面が壊れた、バッテリーが持たない。部品の交換で、直せることもあります。
- 用途が変わった。写真や動画の編集、在宅ワークなど、いまのパソコンでは足りなくなったときは、買い替えが向いています。
買い替えのタイミングの目安は、そのパソコン、まだ使えます?買い替えのタイミングを見極める7つの目安で、修理と買い替えの考え方は、値上がりが続くパソコン、修理と買い替えどちらが得?2026年の判断ポイントでご紹介しています。まだ使えるパソコンなら、古いパソコンを延命する。メモリ増設とSSD交換でできることという選択肢もあります。
確認① 価格より先に、「中身」を見る
セールの広告は、価格が大きく表示されます。しかし、パソコンは、価格よりも、まず中身(構成)を見ることが大切です。次の点を、確認しておきます。
- OS。Windows 11が入っているかを、確認します。
- メモリ。目安として、8GB以上を選びたいところです。長く使うなら、16GB以上が安心といわれています。
- ストレージ。HDDではなく、SSDを選びます。容量も、写真や動画を多く保存する方は、よく見ておきます。
- CPU。名前だけでなく、世代や、用途に合っているかを見ます。
- Office。WordやExcelが、最初から入っているかを、確認します。入っていない場合は、別に購入が必要です。
- 画面の大きさと重さ。持ち運ぶかどうか、置き場所に合うかも、確認します。
セールでは、通常より構成が絞られたモデルや、型落ちの在庫が、並ぶことがあります。同じ名前のパソコンでも、メモリやストレージの量が違うことがあるため、型番まで見比べてください。ノートとデスクトップの選び方は、ノートパソコンとデスクトップ、どちらを選ぶべき?用途別の選び方をご覧ください。
メモリやSSDは、あとから増やせる?
パソコンによっては、メモリが基板に直接付いていて、あとから増やせないものがあります。「足りなくなったら増設すればいい」と考えて、少ないメモリのものを買うと、増やせずに困ることがあります。メモリの価格が上がっている背景は、メモリ高騰でパソコンが値上がり。買い替え前に見直すことでご紹介しています。
確認② 「値引き」の元の価格を見る
セールでは、「通常価格から、大幅値引き」といった表示が、よく使われます。値引きの大きさだけで判断せず、次の点を、落ち着いて確認してみてください。
- 元の価格は、本当に通常の価格か。ふだんから、その金額で売られていたのかを、他のお店や、過去の価格とも見比べます。
- 同じ構成で比べているか。メモリやストレージが違うモデルどうしを比べると、安く見えても、同じ条件ではありません。
- 送料や、付属品の条件。別に費用がかかる場合は、合計で比べます。
- 数に限りがある表示。「残りわずか」と書かれていても、焦って決める必要はありません。
パソコンの価格は、メモリなどの部品の値上がりの影響で、以前のように、待てば下がるとは言い切れなくなっています。BCNランキングによると、2026年5月のノートパソコンの平均単価は、2023年5月より、約14%高くなったと報じられています。価格の見通しは、はっきりしないため、「安くなるかも」と待ち続けるよりも、必要なときに、条件に合うものを選ぶことが大切です。
確認③ 販売元を確かめる。偽サイトに注意
セールの時期は、ネット通販を使う方が増えます。そのため、本物のお店をかたる偽サイトや、広告からの誘導も、増えるおそれがあります。消費生活センターなどの注意喚起でも、年末にかけて、通販のトラブルが増えると説明されています。
- 相場より極端に安くないか。他のお店や公式サイトと比べて、不自然に安いときは、注意が必要です。
- URLは、正しいか。お店の公式サイトから、たどって開くようにします。広告や、メールのリンクから入ったときは、とくに注意します。
- 販売会社の名前・住所・電話番号があるか。「特定商取引法に基づく表記」を、確認します。問い合わせのフォームしかない場合は、慎重にします。
- 支払い方法が、限られていないか。個人名義の口座への振込など、支払い方法が限られているときは、慎重にします。
- メールのリンクから、買っていないか。「セール開始」を知らせるメールが、偽物のこともあります。
見分け方は、その1通、本物ですか?フィッシングメール・詐欺サイトの見分け方でご紹介しています。もし、偽サイトにカード番号や個人情報を入力してしまったときは、偽メールのサイトに入力してしまったら。最初の対処をご覧ください。困ったときの全国共通の相談窓口は、消費者ホットライン「188(いやや!)」と、国民生活センターが案内しています。
「セールの商品が、自分に合っているか不安」という方へ
当店では、パソコン購入前のご相談を、無料で承っています。ネットで見つけた商品の構成が、使い方に合っているかなど、買う前に、お気軽にご相談ください。新品・中古のどちらも、取り扱っています。詳しくは、パソコン選びに迷ったら?のページをご覧ください。
確認④ 保証・返品・サポートを確かめる
パソコンは、買ったあとも、長く使う道具です。価格だけでなく、「困ったときに、どうなるか」も、確かめておきます。
- メーカー保証の期間と、内容。どこまでが、保証の対象になるのかを、確認します。
- 初期不良のときの対応。何日以内なら、交換や返品ができるのかを、確認します。
- 返品の条件。セール品は、返品ができない場合があります。開封後や、ソフトの登録後は、どうなるのかも、見ておきます。
- 延長保証の内容。つけるかどうかは、対象や、期間、自己負担の有無を見て、決めます。
- 相談できる窓口。使い方で困ったとき、故障したときに、連絡できる先が、あるかを確認します。
中古品を選ぶ場合は、保証の考え方が、新品とは異なります。中古パソコンの保証、実際どこまで対応してもらえる?購入前に知っておきたい保証の考え方や、中古パソコンを選ぶときにチェックすべき5つのポイントもご参考ください。
確認⑤ 買ったあとの作業まで、見込んでおく
パソコンは、買って終わりではありません。届いたあとに、次のような作業が、必要になります。これらを見込んでおくと、「買ったけれど、使えない」ことを防げます。
- 初期設定。Windowsの設定、インターネットへの接続、メールやアカウントの設定などです。
- データの引っ越し。古いパソコンの写真や書類を、新しいパソコンに移します。Windowsの「PC間移行」機能は、使えなくなったため、方法の確認が必要です。くわしくは、PC間移行機能の終了。買い替え時のデータ移行はどうする?や、パソコンのデータ移行作業。買い替え時の流れをご覧ください。
- プリンターなどの周辺機器。新しいパソコンで、使えるかを、確認します。
- セキュリティ対策。ウイルス対策ソフトの設定を、確認します。
- 古いパソコンの処分。捨てる前に、データを完全に消す必要があります。パソコンを処分・譲渡する前に、データは本当に消えていますか?初期化だけでは危険な理由もご覧ください。
セールの商品は、届いたあとの設定を、ご自身で行うことになります。「設定に自信がない」という方は、買う前に、相談できる相手を、見つけておくと安心です。「AIパソコン」は本当に必要?Copilot+ PCの選び方のように、機能が複雑になっているパソコンも、増えています。
セール当日までの準備と、進め方
セールの当日に、慌てて決めないために、前もって準備しておくと、落ち着いて選べます。次の順番が、おすすめです。
- 条件を書き出す。用途、予算、持ち運ぶかどうか、必要な機能を、メモにまとめます。
- 候補を、2〜3台に絞る。セールの前に、通常の価格や、構成を、確認しておきます。
- 販売元を確認する。公式のお店や、よく知っている通販サイトから、開くようにします。
- 保証と返品の条件を、読む。購入のボタンを押す前に、確認します。
- 支払い方法を、決めておく。不審な支払い方法は、選びません。
- 購入後の控えを、とっておく。注文の内容、保証書、領収書は、保存しておきます。
セール当日の「今だけ」という表示に、気持ちが動いたときも、いったん深呼吸をして、この順番に戻ってみてください。
▶ あわせて読みたい記事
▶ 年末商戦でパソコンを買う前に。後悔しない選び方と買い時
年末商戦での選び方と、買い時の全体像が分かります。
▶ メモリ高騰でパソコンが値上がり。買い替え前に見直すこと
パソコンが値上がりしている背景と、買い替え前の見直しが分かります。
▶ PC間移行機能の終了。買い替え時のデータ移行はどうする?
買い替えで、古いパソコンのデータを移す方法が分かります。
▶ その1通、本物ですか?フィッシングメール・詐欺サイトの見分け方
偽のメールやサイトを、見分けるポイントが分かります。
今は、見送ってもよいケース
セールだからといって、必ず買わなければいけない、ということはありません。次のような場合は、見送ったり、別の方法を考えたりしても、よいかもしれません。
- いまのパソコンで、困っていない。Windows 11で動いていて、不便がないなら、あわてて買い替える必要はありません。
- 困りごとが、修理や部品の交換で直せる。メモリの増設や、SSDへの交換で、快適になることもあります。
- 用途や構成が、まだ決まっていない。決まらないまま買うと、あとから合わないことがあります。
- 購入後の設定やデータ移行が、不安。相談できる相手を決めてから、買うほうが安心です。
- 中古や、整備済みのパソコンも、選択肢に入れたい。予算を抑えたいときは、新品だけでなく、中古も検討できます。
パソコンは、決まった日に買わなくても、必要なときに、納得できるものを選ぶことが、いちばん大切です。迷ったときは、パソコン選びに迷ったら?のページもご覧ください。
よくあるご質問
Q. ブラックフライデーは、いつですか?
例年、アメリカの感謝祭の翌日にあたります。2026年は、11月27日(金)が目安です。続く11月30日(月)ごろは、サイバーマンデーと呼ばれます。日本のお店やネット通販では、セールの期間が、前後の数日や、11月いっぱいなど、お店ごとに異なります。
Q. セールで買うと、本当に安いのですか?
一概には言えません。元の価格が本当に通常の価格か、同じ構成のものと比べているか、を見ることが大切です。パソコンは、部品の値上がりの影響を受けているため、価格の見通しも、はっきりしません。価格だけでなく、構成や保証も、あわせて見てください。
Q. 型落ちのモデルでも、大丈夫ですか?
Windows 11が入っていて、メモリやSSDが、用途に足りていれば、使えることが多いです。ただ、古い世代のCPUだと、サポートの期間や、性能が気になる場合があります。型番を確認して、ご相談ください。
Q. ネットで買うのと、お店で買うのとでは、どちらがいいですか?
ネットは、種類が多く、比べやすい一方、実物を触れず、困ったときの相談先が遠いことがあります。お店は、実物を確かめられ、買ったあとも相談しやすい良さがあります。ご自身が、何を大切にするかで、選んでください。
Q. メモリやストレージは、あとから増やせますか?
機種によります。基板に直接付いていて、増やせないものもあります。あとから増やしたいときは、購入前に、増設できる機種かを、確認してください。
Q. 偽サイトで買ってしまったかもしれません。どうすればいいですか?
支払いの手続きや、入力した内容を、すぐに確かめて、カード会社や、支払い先に連絡してください。相談窓口として、消費者ホットライン「188(いやや!)」があります。入力してしまった場合の最初の対処は、偽メールのサイトに入力してしまったら。最初の対処をご覧ください。
Q. ネットで買ったパソコンの初期設定は、頼めますか?
ご相談ください。届いたあとの設定や、古いパソコンからのデータの移行は、お手伝いできることがあります。ご希望をお聞きして、ご案内します。
Q. 今は、買わないほうがいいのは、どんなときですか?
いまのパソコンで困っていないときや、修理や部品の交換で直せるとき、使い方や構成が決まっていないときです。必要なタイミングで、納得して選ぶことが大切です。
ブラックフライデーのセールは、上手に使えば、お得に買える機会です。ただ、「安い」だけで選ばず、構成・販売元・保証・買ったあとのことまで、確かめておくことが大切です。都城市のパソコンサポーターゼットでは、パソコン購入前のご相談を承っています。都城周辺で、「この商品で合っているか見てほしい」「買ったあとの設定が不安」など、お困りでしたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
都城市・三股町・曽於市・小林市・えびの市・志布志市・串間市など近隣で、パソコンのことでお困りの方へ
ご自身での対処が難しいときは、無理に操作を進めずご相談ください。出張・持込のどちらにも対応しています。診断・お見積りは無料です。
営業時間 9:00~18:00[不定休](日曜は事前予約の出張訪問のみ)









